「忘年会の幹事が報われない」幹事の善意を殺す参加者の言動
忘年会シーズンまっただ中、SNS上で「忘年会の幹事が報われない」という趣旨の投稿が話題になっています。
職場の忘年会で、仕事の合間を縫って店を探し、人数調整に奔走してくれた幹事がいたそうです。しかし当日、参加者の一人が放った「もっと広い店が良かった。料理も微妙だし」という何気ない一言で、幹事は「もう二度とやらない」と心を閉ざしてしまった――。
そんなエピソードに対し、ネット上では「わかる、私もこれで辞めた」「何もしない人に限って文句を言う」と、共感の声が静かに広がっています。
3日前までは行く気でしたよね?保護者会の闇
会社の忘年会も大変ですが、よりドロドロとした人間関係が渦巻く「学校の保護者ランチ会」では、さらに不可解で残酷な出来事が起きています。
筆者の知人女性(40代)が目撃した、ある「ドタキャン連鎖」の話です。
都内の中学校に通う息子さんのクラス(40人)で親睦ランチ会が企画されました。幹事さんは3カ月も前から店を予約し、グループLINEでマメに調整を続けてくれていました。当初の参加予定者は15人ほど。
しかし開催の3日前、幹事さんがグループLINEに「いよいよですね! 当日の出席者は〇〇さん、△△さん…(計15名)です」と、最終メンバーの名前を投稿した直後のことでした。
「すみません、インフルエンザになってしまい…」 「下の子が熱を出して…」
一人が欠席連絡を入れたのを皮切りに、まるで堰(せき)を切ったように「私も」「うちも」とキャンセルが相次いだのです。当日の朝になっても連絡は止まらず、最終的に店に来たのはたったの8人。当初の約半数になってしまっていたそうです。

