できものの中で、特に注意が必要なのはどれなのでしょうか。実は、おできは細菌感染が原因であり、放置すると全身に広がって危険な状態に陥る可能性があります。また、粉瘤も自然に治ることはなく、炎症が進む前に処置することが大切です。それぞれの治療法や早めに受診すべきサインについて竹田先生に解説していただきました。

監修医師:
竹田 潮(医療法人社団麗美会 しらゆり皮膚科クリニック)
国立浜松医科大学医学部卒業、千葉大学大学院医学研究科修了。千葉大学医学部附属病院皮膚科入局後、君津中央病院、小見川総合病院、県立東金病院、千葉社会保険病院などに勤務。2003年、東京都江戸川区に「しらゆり皮膚科クリニック」を開院。「保険診療の延長線上に美容皮膚科がある」との考えから、保険診療では治癒が難しい症状の場合は、適正な価格で自費診療を提供している。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。日本アレルギー学会、日本美容皮膚科学会、日本臨床皮膚科学会の各会員。
編集部
できものの中で一番放置しないほうがいいものはありますか?
竹田先生
最も放置しないほうがいいのは、おできです。傷から細菌が感染してできたもののため、悪化すると全身に細菌がまわってしまい、臓器障害が起こる可能性があり、危険です。痛みが強く、触って痛みを感じたらすぐに受診をしてください。
編集部
どのような治療を行うのでしょうか?
竹田先生
細菌を殺すための抗生物質と、塗り薬を処方します。軽症であれば3〜7日くらいで治りますよ。悪化して白血球が増えて炎症反応が強くなると、切開したり、抗生剤の点滴をしたり、場合によっては入院加療が必要となるため、早めの受診が肝心です。
編集部
では、粉瘤ができたときはどうしたら良いですか?
竹田先生
こちらも成長すると炎症が起き、治療が長引いてしまいます。粉瘤は放っておいても治るものではありません。中に細菌が入ってしまうと繁殖してどんどん大きくなり、ひどくなると自分でもわかるほどの異臭が起こります。炎症が起きて、痛みがでてからだと取りづらいので、小さいうちに取るのが良いでしょう。
編集部
炎症が起きてしまった場合はどうやって治療するのでしょうか?
竹田先生
薬で経過を診て、炎症が治まってから取ります。場合によっては、皮膚を切開して膿を外に出すこともあります。サイズや炎症の度合いによって治療が異なるので、病院で適切な治療を施してもらいましょう。
※この記事はメディカルドックにて【「ニキビ」と「おでき」と「粉瘤」、それぞれの違いについて教えて!】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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