入れ歯が完成した後の定期メンテナンスの内容・頻度
入れ歯は完成後も定期的なメンテナンスを続けることが大切です。一度作った入れ歯を長く使うには、時間の経過とともに起こる変化に対応したケアが必要です。本章では、入れ歯装着後の定期検診でどのようなことを行うのか、その内容と受診頻度の目安について解説します。
定期メンテナンスで行うこと
入れ歯を使い始めた後も、定期的に歯科医院でチェックを受けることでトラブルを未然に防げます。定期メンテナンスの際に歯科医師が行う主な内容は以下のとおりです。
お口の中の状態確認
汚れや歯石の除去
入れ歯にひび割れや変形はないかなど状態確認
噛み合わせ・適合の調整
残存歯のケア
このように、定期検診では入れ歯とお口の総合的なメンテナンスが行われます。患者さん自身では気付きにくい細かな不具合も確認できるため、「特に問題を感じていない」という場合でも受診する価値があります。
定期メンテナンスの頻度
では、入れ歯の定期検診はどのくらいの頻度で受けるのが望ましいのでしょうか。入れ歯の定期検診は、一般的に半年に1回が目安ですが、口腔の状態によっては3~4ヶ月ごとがよいこともあります。
装着直後の1〜2ヶ月は慣れるまで頻回に調整し、その後は安定に合わせて間隔を延ばします。入れ歯の使用中に外れやすいなどの違和感がある場合は、定期受診日を待たず早めに受診しましょう。
また、何年も同じ入れ歯を使っている場合は顎の変化によるズレも生じやすいため、定期的な見直しが推奨されることもあります。
まとめ
入れ歯治療の流れを導入から完成、そしてその後のケアまで一通り解説しました。初めての入れ歯は不安も多いかもしれませんが、信頼できる歯科医師・歯科技工士のもとで順を追って治療を進めれば、より快適な生活を送ることができるでしょう。そして、手に入れた入れ歯は大切に扱い、定期検診を受けながら長く付き合っていってください。入れ歯を通じて、皆さまの食事をおいしく楽しめる毎日と笑顔が守られることを願っております。
参考文献
『入れ歯』(日本歯科医師会)
『総義歯の作りかた – 図工』(長崎県歯科医師会)
この記事の監修歯科医師
松浦 京之介歯科医師(歯科医)
出身大学:福岡歯科大学 / 経歴:2019年福岡歯科大学卒業、2020年広島大学病院研修修了、2020年静岡県、神奈川県、佐賀県の歯科医院で勤務、2023年医療法人高輪会にて勤務、2024年合同会社House Call Agencyを起業 / 資格:歯科医師免許 / 所属学会:日本歯科保存学会、日本口腔外科学会、日本口腔インプラント学会
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