気持ちを救ってくれた場所
私は知らない人に話を聞いてほしいと思い立ち、ネットで調べてみたところ、自治体が運営している子育て相談室を見つけました。希望すれば1対1で相談員さんと話ができるということでした。緊張しながらも訪れ、思い切って経緯を話す私。すると相談員さんは「よく頑張ってきたね」と肩を撫でてくださり、悩んでいた私はそれだけで涙が止まらなくなってしまいました。
すでにいろいろなことを試していた私は、その日何か的確な対処法を教えてもらった訳ではありません。しかしすべて吐き出し受け入れてもらったことで、「できることはやっている。愛情は伝わっている」と思うようになり、息子の行動にイライラしたり落ち込んだりすることはなくなりました。すると、息子の暴力はだんだん減っていき、気付くと問題行動はなくなっていました。
いろいろ試してみても効果がなく落ち込んだり、「子育ての仕方が間違っているのか?」と不安だった私は、あのとき第三者から認めてもらえたことが自信につながったような気がします。今思えば、私の不安な気持ちが、息子に影響を与えていたのかもしれません。身近な相談相手がいることはとてもありがたいことですが、公的な機関に頼ることも悪くないなと思った出来事でした。
著者:樋山ゆり菜/6歳男児、4歳女児の母。夫は不規則な勤務体制のためワンオペ育児多め。食べることが大好きで、地元・栃木県の食をメインとしたブログを運営しながら、飲食店にて接客のパートをしている。
イラスト:あさうえさい
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

