人気マンガ家の和田さんは、気の利かないことにかけては定評のある夫、まじめで怖がりの長女、良くも悪くもマイペースな次女、そして高校生のとき、友だちから「和田って、丸顔っていうか四角顔だよね」と言われたという和田さんの4人家族。そんな和田さんが初めての妊娠&育児中に起きた“ママならぬ日々”を綴った、読み切りエッセイマンガです。
充実したマタニティライフを送っている和田さんですが、通っていた産婦人科の先生の意外な一面にびっくりしてしまいました。
苦手な先生の意外な一面とは?

和田さんは、出産前の診察で担当医のそっけない言動に苦手意識を抱いていました。「もう少しやさしく話してくれたらいいのに……」「診察もすぐ終わるし……」と不満がたまるばかり。しかし、いざ出産となると、その医師が献身的にサポート。産後、「元気な赤ちゃんだね」と穏やかに声をかける姿は驚くほどやさしく、思わず誰!?となるくらい医師に対する印象がガラリと変わったようです。
主治医の言動が気になり、苦手意識を抱いてしまった……という経験がある人もいるのではないでしょうか。診察の時の短いやり取りや態度だけでは、本当の人柄やプロとしての姿勢まではわからないもの。和田さんは出産を通して、医師の誠実さや実力を実感しました。
医療現場では、限られた時間の中で最善を尽くしていることも多く、表面的な印象だけで判断するのはもったいないのかもしれません。不安なときこそ、気になる点は遠慮せず伝え、安心して出産に臨める環境を整えていきたいですね。
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著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江

