春とともに戻ってきた日常
新学期、進級し、新たなクラスでの生活が始まった美羽は、何だかんだ楽しそうに過ごしている。一時期は学校に押しかけた鳴海さんへの恐怖や不安を口にすることが多かったが、進級してからは新しいお友達との交流や楽しい話題で持ちきりだ。
また、保護者間の雰囲気も変わった。張り詰めていた緊張は解け、懇談会や行事に参加しても、以前のような警戒するような視線やぎこちない空気感も、気づけばどこかに消えていた。
波紋のように広がっていた不安は、春一番とともに消えていった。春の陽気の下、ようやく子どもたちと私たち保護者に、穏やかな日常が戻ってきたのだった。
あとがき:終息の裏にあった、誰も語らない疲れ
モンペママの存在は、先生や保護者だけでなく、子どもたちにまで重い影を落としていました。今回の転校という結末は、寂しさを伴いながらも、学校全体がようやく深く息を吸えるようになった“一区切り”でもあります。
日常のトラブルは時に大人が思う以上に広く波紋を広げますが、それでも季節が巡るように、子どもたちと主人公たちの生活には静かな回復が訪れる──そんな希望を込めた最終話となりました。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: tenkyu_writing
(配信元: ママリ)

