渋谷よしもと漫才劇場に所属し、「M-1グランプリ2023」では準決勝進出&敗者復活戦3位という結果で注目を浴びたお笑いコンビ・ナイチンゲールダンスのヤスさん。“尖り芸人”と呼ばれた過去もあるが、その素顔は「真っすぐで熱い男」だ。そんな彼が日々感じたことを書き綴る連載「ヤスのコラム」。
■「やる気の出し方」
ヤスです、どうしてもやらないといけないけどなんかやる気が出ない。そんなことありますか?僕はしょっちゅうあります。
このコラムでかなり意識高い感じは出していますが、明日の僕がなんとかするかとか思いつつ泣きそうになりながらゲームをカタカタしているときがあります。これどういう人間?毎回思います。
でもなんとかして手動かさないといけないときってくるじゃないですか、心臓が動いちゃってるから。これは勉強でも仕事でも日常生活の部屋片付ける片付けないとかそんな小さなことでも起きることです。
僕は正直かなりのめんどくさがりやですが、なんとか手を動かす方法を自分なりに作ってきて今もこのコラムの締切に追われています。
なので、今回は僕なりのやる気の出し方というのをご紹介します。かなりいろいろ試した中で厳選しましたので恐らくこれ以上はないと思います。
まず最初は“締め切り”を自分で量産する。
当たり前だろと思いますよね。でもこれって実は締め切りの使い方が重要で、たとえば一年に一度何か大きな大会があってそこに向かって一年間ぼーーーっと努力できるやつっていません。最初の1、2カ月は頑張れても後に続きません。
そのために、細かい締め切りを増やすのです。何月に大会があるからそこに照準を合わせて毎月毎月締め切りのあることをやろうとか、自分で締め切りを生み出して設定するのです。
仕事だとわかりやすいですよね、じゃあ日常生活は?
たとえばですけど“部屋を片付けたい”のとき、部屋を片付けたくて片付けられたら苦労しませんよね?どうしても自分が部屋を片付けないといけない理由を作ればいいんです。自分が汚い部屋に住んでることを知られたくない存在にうちに来てもらうなどの締め切りを作ればいいんです、異性でも水道工事でも警察でも。
そのまま目標達成を目指してもいいですが、このように自分で小さい“締め切り”と“理由”を作ってあげると少しでも重い腰が上がりやすいと思います。
次にほぼ同じで僕は“等価交換”と呼んでいるやり方なのですが、45分かなり罪悪感があることをやってそのあとすぐに45分やらないといけないことをやる、を繰り返します。これは順番も意外と大事で、先に趣味など罪悪感のほうをやってその後やらないといけないことをやります。
あくまで趣味のほうを「楽しい」というよりも「こんなんやってる場合じゃねえ」という気分でやります。そのあとやらないといけないことをやって、「ふうー、やらないといけないことをやってる自分落ち着く」となるまでやります。
必ず時間をきっちりタイマーをかけて繰り返します。これが等価交換のやり方です。
最後が“フェイク”です。これはたとえば僕が今日コンビニのネタを書くとして、なんかコンビニのネタ作るのだるいとします。そのときにとりあえず紙でもスマホでも用意して、適当に漫才っぽい文章を書いて自分の脳みそに、もうスタートしてるよ?と虚偽の申請をします。本当に内容はなんでもいいので勢いよく書き殴って脳みそがなんかちょっと集中モードになったらいよいよちゃんと考えだします。
やる気は坂道発進だと思ってて、とりあえず動き出すことが大事です。一旦前に進み出したらあとはするすると進んでいき、いつか下り坂に入ってアクセルも踏まずに前に進める時間が来ます。
これはゼロからイチのアイデアを出すとき限定かもしれませんが、何も思いつかないときも実はほんの少しずつ前に進んでいて、あなたが考え続けた選択肢と選択肢が必ずいつか合体してアイデアが生まれると思っています。
あなたが悩み苦しんだ時間は絶対に無駄ではないのです。逆に言えば何もせずに降ってくるアイデアも存在しないのです。
話がそれましたが以上が僕のやる気の出し方です。ある程度続けられるようになったらそこから習慣化して、やらないと気持ち悪いと感じるくらいまでできたらもう上がりです。
なんか自分初動遅いなと悩むことはありません。あなたのやる気を応援します。このコラムであなたの心のアクセルを踏んで見せます、無免許ですが。
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