どれを選べば正解?テント迷子を救う代表的な6タイプを徹底解説!

どれを選べば正解?テント迷子を救う代表的な6タイプを徹底解説!

5. ロッジ型テント/家のような居住性を求めるなら

ロッジ型テントは、まるで小さな家のような直方体の形をした大型テントだ。壁が垂直に近く、天井も高いため、立ったまま動き回れるほどの居住空間を確保できる。室内空間が広いだけでなく、レイアウトの自由度が高い点も特徴で、テーブルやチェア、コットなどを置いて“家のようなリビング空間”を作ることができる。

どれを選べば正解?テント迷子を救う代表的な6タイプを徹底解説!
〈ロゴス〉グランベーシックリバイバルコテージ L-BB

ファミリーキャンプやグループでの長期滞在、あるいはグランピング志向のキャンプスタイルに向いている。一度設営してしまえば、快適さでは他の追随を許さない。

ただし、重量が重く、収納サイズも大きいため、持ち運びには車がほぼ必須となる。設営にも時間がかかるため、気軽なデイキャンプには不向きだ。キャンプ場に腰を据えて滞在するスタイルにこそ、本領を発揮するテントである。

6. パップテント/ミリタリー風の軽量・簡素なタイプ

最後に紹介するパップテントは、元々軍用幕として使われてきたシンプルな構造のテントである。簡素な作りで、重量が軽く、収納サイズも非常にコンパクトだ。徒歩や自転車、バイクなどでキャンプをする人や、ミニマルな装備を好むブッシュクラフト派のキャンパーに人気が高い。

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〈フィールドア〉パップテント TC 320 出典:フィールドア

前室がなく空間が狭いため、快適性は低いものの、その「必要最低限さ」こそが魅力でもある。焚き火や自然との一体感を重視する“野営的”なキャンプスタイルと相性がよく、ソロキャンプでの根強い人気を誇る。

一方で、雨天時や寒冷地では不便を感じやすいため、快適な空間を求める人には向かない。あくまで軽さと簡便さを最優先する人向けの選択肢である。

配信元: GARVY PLUS

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