
妻夫木聡が主演を務める日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第9話が、12月7日(日)に放送される。同作は、競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが家族や仲間との絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる壮大な物語。原作は、山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞を受賞した早見和真の同名小説。
■妻夫木聡主演で描く、20年間の奇跡の物語
大手税理士法人に勤める税理士の主人公・栗須栄治(くりす・えいじ)を妻夫木が演じる他、栗須の人生を大きく動かす馬主・山王耕造(さんのう・こうぞう)役に佐藤浩市、栗須の元恋人で馬の生産牧場を営む野崎加奈子(のざき・かなこ)役に松本若菜、耕造の妻・山王京子(さんのう・きょうこ)役に黒木瞳、山王家の長男・山王優太郎(さんのう・ゆうたろう)役に小泉孝太郎が配役。
また、耕造の宿命のライバル・椎名善弘(しいな・よしひろ)を沢村一樹、広中厩舎の調教師・広中博(ひろなか・ひろし)を安藤政信、騎手の佐木隆二郎(さき・りゅうじろう)を高杉真宙、「東日スポーツ」競馬班のエース記者・平良恒明(たいら・つねあき)を津田健次郎、椎名のレーシングマネージャー・相磯正臣(あいそ・まさおみ)を吉沢悠が演じる。
さらに、耕造の隠し子・中条耕一(なかじょう・こういち)役でSnow Man・目黒蓮が出演。
■これまでの放送では――
亡くなった耕造(佐藤)から相続馬限定馬主としてロイヤルファミリーを引き継いだ耕一(目黒)は、栗須(妻夫木)に連れられ、北陵ファームのセリ市を見学しに行く。
そこで、自分が見初めた新馬を椎名(沢村)の息子である展之(中川大志)が競り落としたことをきっかけに2人は親しくなり、耕一は同年代ながら競馬の古い慣習を打ち破ろうとしている展之の考えに惹かれていく。
一方、デビュー戦を飾ったロイヤルファミリーだったが、その後の調子はいまひとつ。流れを変えようと耕一は大胆な提案をするが、広中(安藤)の反対に遭う。耕一とチームロイヤルの輪が次第に乱れていく様子に、栗須はこれまでにない難しさを感じていた。
そんな中、展之から「若手馬主の会」に招待された耕一は、チームロイヤルとは違う若い馬主たちの先進的な考えに傾倒していく。
■第9話では――

2年後の有馬記念優勝という大きな夢に向かい、栗須と耕一を中心にチームロイヤルは固い結束を築いていた。
隆二郎(高杉)に代わりロイヤルファミリーの主戦ジョッキーとなった翔平(市原匠悟)は、秋のGIシーズンに挑むが、その矢先、思わぬ大きなトラブルに巻き込まれてしまう。
一方、耕一のライバルである展之は、父・椎名も成し遂げられなかったクラシック三冠制覇を狙っていた。
チームロイヤルに次々と襲いかかるトラブルにより、目標としていた年末の有馬記念出場は絶望的と思われる中、栗須と耕一は、チームを守るため、そして夢をつなぐために奔走する。
――という物語が描かれる。
■突然のアクシデントによる引退の危機…
公式HPなどで公開されている予告動画では、馬から振り落とされるジョッキーを見てぼうぜんとする栗須と耕一、そして「翔平…!」と思わず顔を覆う加奈子の姿などが描かれている。その後、加奈子は目の検査を受けるロイヤルファミリーを心配そうに見つめ、剛史は「医者に見せた方がいいな」と話している。
重苦しい空気の中、「ジョッキーの交代も…」「ファミリーの引退も考えるべきなのかもしれません」と会話する栗須と耕一。
そして、耕一は獣医師・沢渡有希(市川実日子)に会いに行くが、「お断りしましたよね」とすげなく対応されてしまう。しかし、「勝たせてほしいんです。勝つために治してほしいんです」と必死で食い下がる。
一方、「元には戻らない、諦めろ」と言う隆二郎に、「有馬で勝つためにジョッキーになったんです!」と言い返す翔平や、「今年の有馬、本当に狙いますか?」とチームメンバーに確かめる広中の姿もあり、それぞれに厳しい選択のときが訪れていることが分かる。
ラストには、「最後まで一緒に考え続けることはできます」と話す栗須に、「僕も一緒にレースを降ります」と苦渋の決断を下す耕一の姿なども映し出されている。
第9話放送を前に、SNS上では「市川さんの出演うれしい!」「せっかくチームが一つになれたのにまた試練?」「けが?交代?引退?嫌な言葉ばかりじゃないのよ、もう…」「翔平くんとファミリーが心配…」「久々にドラマに熱くなってます」といった声などが上がり、話題となっている。
日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」第9話は、12月7日(日)夜9:00よりTBS系にて放送。

