猫に『トイレトレーニング』を教えるときのポイント6つ 効果的な手順や注意点もご紹介

猫に『トイレトレーニング』を教えるときのポイント6つ 効果的な手順や注意点もご紹介

1.静かで落ち着ける「場所」を用意

猫トイレとマット

猫のトイレトレーニングで、最も大切なのが“場所選び”です。人間の目線では「猫なんだから、どこに置いても良さそう」と思われることもありますが、猫は落ち着けない場所では安心して排泄できません。

理由は、そもそも猫は野生の動物だったので、排泄中は敵に見つからないように注意しなければならない『無防備な瞬間』だからです。なぜなら排泄中は、周囲の注意が薄れ、背中から外敵に襲われるリスクも高まるからです。

猫はできるだけ安全で静かな場所で排泄をすることが本能に備わっているので、トイレトレーニングの第一歩は、「落ち着ける場所」を確保するのが必須。たとえば、洗濯機の近くや人の通り道などは避けましょう。

猫は音や人の気配に敏感なので、トイレトレーニング中に少しでも不安を感じると、「そこではしたくない」と感じてしまうのでご注意ください。

2.自分の排泄の「ニオイ」を活用

トイレの前で悩む顔をする猫

猫にとって、「ニオイ」とは、安全性や仲間、場所を判断する重要な情報源です。したがって、猫のトイレトレーニングには、真新しい砂に、その猫が使用していた砂をひと握り程度入れておくとスムーズ。猫は自分の排泄のニオイを知っているので、自分のニオイがするトイレは「安全な場所」と認識するからです。

また、使用済の砂ではなく、少量の排泄物を直接移しておくことも有効。小さな容器で取って、新しいトイレの砂に埋めておくことで「ここで排泄してもよい」と猫が認識するでしょう。

なお、この方法は、トイレトレーニング以外にも使えます。新しいトイレ容器に変えるときや猫砂の種類を変更したとき、トイレの設置場所を移動したときも使えますよ。

提供元