3.猫砂の種類を試す
猫砂にはいくつもの種類があり、足の感触や排泄するときの感覚を大きく左右します。猫によっては気に入る砂もあれば、合わない砂もあるので、猫砂を選ぶときには実際に試すことが大切です。
まず子猫であれば、細かい砂がおすすめです。子猫は体が小さくて軽いので、足の裏の感覚も敏感です。細かい砂の方が足にフィットしますし、粒が細かい方が掘るのが簡単だからです。
成猫やシニア猫は、粒が大きい猫砂がおすすめ。力を入れて掘るとちょうどよく砂が動くため、排泄物を隠しやすいからです。また体重が重くなっている大人の猫ですと、粗めの砂の方が「掘る・埋める」という感覚がしみこみやすいと考えられます。
猫砂の選び方はほかにもいろいろありますが、まずは猫砂を少量ずつ試してください。反応がよければ徐々にその砂の割合を増やし、猫が違和感なく使っていればOKです。ただし、猫砂をすぐに変えすぎないことがポイント。猫が戸惑ったり、警戒したりするので、観察する期間はある程度設けてくださいね。
4.排泄のサインを見逃さない
猫にトイレを教えはじめる「最初」は、できる限り飼い主さんが観察しておくのがおすすめです。
猫はトイレをしたくなると「排泄前のサイン」を見せることがほとんどです。ソワソワと落ち着かなくなったり、トイレの周りをうろうろしたり、何かを探すように移動していたら、排泄したいサインです。
このほかにも、床を前足で蹴るような「砂をかく仕草」や、体勢を低くしたり、しっぽをさげたりしても、トイレをしたい前触れでしょう。
猫が排泄をしたがっていると感じたら、用意したトイレに誘導しましょう。ただし、無理に抱っこして連れていくのではなく、猫が自ら自然にはいれる状態をつくることがポイントです。あらかじめ、猫の活動スペースとトイレまでの動線は短くしておくとよいでしょう。

