5.失敗は叱らず成功を褒める
猫がトイレトレーニング中に、もし失敗してしまっても、決して怒ってはいけません。猫を叱ることで「トイレは怖いこと」だと思い込んでしまうからです。すると、人から隠れて排泄することを意識してしまうので、かえって粗相が増えてしまうこともあるでしょう。
逆に、成功したときにはしっかり褒めてあげましょう。ただし、大声や拍手などオーバーリアクションで「偉い!!上手!!」という褒め方は驚かせてしまうこともあるので、おすすめしません。
6.成猫・保護猫・多頭飼いのケース別
猫のトイレトレーニングは、子猫ばかりではありません。年齢や環境によってアプローチを変えることも、成功の秘訣です。
成猫の場合
成猫の場合は、以前の習慣が残っている可能性が高いため、逆に新しい場所や砂に慣れるまでに時間がかかることがあります。できるなら、トイレ容器はいきなり新調せず、以前使っていたものを利用。砂も少量移すことで、安心感がうまれるでしょう。
保護猫の場合
保護猫の場合は、そもそも住環境に慣れていないので、まずは安心できる居場所を作ることが先決。いきなり部屋の中に放つのではなく、ケージ内で生活させ、その中にトイレを設置すると、警戒心が緩和されるでしょう。
多頭飼いの場合
複数の猫を飼っている場合は、トイレの数は「猫の数+1」が基本です。理由は、猫同士が干渉せず、排泄できる環境を整えるためです。さらに猫によって砂の種類やトイレ容器の形状への好みがあるため、最初はケージに入れて『専用トイレ』を用意してあげるとスムーズでしょう。

