
漫画「頭脳プレー」のカット(ゆきたこーすけさん提供)
元宅配便ドライバーで、漫画家・イラストレーターのゆきたこーすけさんの漫画「頭脳プレー」が、Xで話題になりました。
もうすぐクリスマスという時期、宅配便で届いたのはビールの箱でした。おもちゃを期待していた子どもはがっかりしていたのですが…という内容で、読者からは「孫ができたら参考にします」「これはすごい」「こんないい手があったのですね」などの声が上がっています。
子どもに気づかれない“巧妙テク”とは?
ゆきたこーすけさんは、Xやブログ「運び屋ゆきたの漫画な日常」で漫画を発表しています。2020年に『リアル宅配便日記』(KADOKAWA)を出版しました。ゆきたこーすけさんに作品について話を聞きました。
Q.この漫画はちょうど昨年のクリスマスイブに投稿されました。描いたきっかけを教えてください。
ゆきたこーすけさん「いつもブログ上で『宅配便のエピソード募集』というのをやっていて、そこにご投稿いただいたお話の一つです。お話も非常に面白かったですし、クリスマス前だったということもあり、採用させていただきました」
Q.このアイデアを聞いたとき、どのように思いましたか。
ゆきたこーすけさん「『こんな方法があるのか!』と驚くとともに、うまいなと感心してしまいました。配達員をやっていると、『クリスマスのプレゼントバレ』みたいなことはよくあります。時間指定をしたり、受け取り場所を自宅以外にしたりして、バレないように工夫をされている方は多いです」
Q.クリスマス前になると、配達を楽しみにしているというお子さんは増えるのでしょうか。
ゆきたこーすけさん「すごくたくさんいらっしゃいます。なのでこちらも『プレゼントかも』と思ったら、事前に電話するなど気を使ったりします」
Q.他にも、中身がバレないようにお届けする方法はあるのでしょうか。
ゆきたこーすけさん「ご家族のいらっしゃらない時間を指定されてもよいと思いますが、指定通りに届かない場合も実際にあります。なので一番確実なのは、営業所留めやコンビニ受け取りなど、ご自宅以外で受け取ることだと思います」
Q.ご自身も、配達員としてクリスマスにこのような体験をしたことはありますか。
ゆきたこーすけさん「なじみのお客さんに『サンタさんからだよ、と言って渡してほしい』と、頼まれたことがあります。言われた通りにしたのですが、お子さんがすごく不思議そうな顔をしていたのを覚えています」
Q.作品について、どのような意見が寄せられていますか。
ゆきたこーすけさん「『自分もやりたい!』『これはすごい』など絶賛のコメントをいただきました。皆さん苦労をして、お子さんにバレないようあの手この手で工夫されているようです」
