白菜の「黒い点」はカビ!? 農水省が「捨てないで」と呼びかける意外な正体【栄養士解説】

白菜の「黒い点」はカビ!? 農水省が「捨てないで」と呼びかける意外な正体【栄養士解説】

冷蔵庫で増えることも? キャベツや小松菜にも共通

「買ってきたときは綺麗だったのに、冷蔵庫に入れておいたら黒い点が出てきた」
 そんな経験がある方もいるかもしれません。実はこのゴマ症、収穫後であっても、低温で長く保存されることによるストレスで発生することがあります。

 これを防ぐためには、正しい保存方法が大切です。

 4分の1サイズなどにカットされた白菜は、ペーパータオルや新聞紙で包み、芯を下向きにして冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。そして、おいしく食べるためにも1週間を目安に使い切るのがおすすめです。

 ちなみにこの現象は白菜だけでなく、キャベツ、小松菜、大根、カブといった、同じ「アブラナ科」の野菜にも共通して見られます。もしこれらの野菜に黒い点を見つけても、「頑張って育ったんだな」と思って、安心して食べてあげてください。

白菜は「95%が水分」ダイエットの味方にも

 白菜の約95%は水分でできており、非常に低カロリー。ダイエット中の方でもたっぷり食べられるのがうれしいポイントです。

 その一方で、ビタミンCや食物繊維が含まれており、特に芯の中心部にはうまみ成分である「グルタミン酸」が豊富に含まれています。

 煮込むほどに甘みとうまみが増す白菜。スープごといただく鍋や煮込み料理なら、水に溶け出したビタミンCやポリフェノールも余すことなく摂取できます。

 これから寒さが本番を迎える季節。黒い斑点も気にせず丸ごと味わって、体の中から温まりましょう。

(野村ゆき)

配信元: LASISA

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