父まで祖母の味方に
早く誤解が解けてほしい。そう願った私の元に、とどめを刺す出来事が起きる。翌日、父からも連絡が入ったのだ。おそらく宣言通り、祖母が告げ口をしたのだろう。詳細を聞いた父は、私の言い分なんてお構いなしで「金を返せ」と言う。
「だって、私は盗んでないよ」
「じゃあ、ばあちゃんが嘘をついてるっていうのか?タンスから金が勝手に出ていくわけないんだから」
「私は盗んでないってば…」
あろうことか、祖母だけでなく父まで私が犯人だと決めつけている。昔から祖母の肩ばかり持ち、母を困らせるような人だった。でも、親からも疑われるのは単純に傷つく。それに、父は重要な要素を見落としている。
「お父さん、言いにくいんだけど、おばあちゃん、認知症の検査とかしてる?」
祖母の話し方や内容に、ちょっと引っかかる部分はあった。だから思いきって切り出したのだが、これは父の逆鱗に触れてしまう。
「疑われたからって、ばあちゃんがボケてるって言いたいのか?お前、失礼にもほどがあるだろう!」
自分の母親がボケたなんて、認めたくない気持ちはわかる。でも、私はお金を盗っていないのに…。どうしたら信じてもらえるのか、私は途方に暮れていた。
あとがき:悲しい出来事から見える認知症の可能性
祖母への訪問をきっかけに、お年玉の泥棒扱いをされてしまった美鈴。悲しい出来事ですが、家族間での金銭を盗った盗られたという事案は、よくあります。けれども美鈴は無実であり、実の親にまで疑われたことがダメージとなっています。
そんな彼女は「祖母の認知症」つまり「物盗られ妄想」の可能性に気づき、父に助言します。しかしこれが、今回のトラブルをより複雑化する引き金になったようです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。
記事作成: hiiro
(配信元: ママリ)

