猫は飼い主さんとの暮らしの中で、たくさんの愛情表現をしてくれています。ふだんの何気ないしぐさや行動にも、飼い主さんへの「大好き」の気持ちが隠されているかも。今回は猫から人への愛情表現について、獣医師の椎木亜都子先生に教えていただきました。
アイコンタクト
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
目を合わせるアイコンタクトは、猫同士では敵意の表れ。しかし、心を許している飼い主さんへの場合は何かを要求しているときです。「見つめれば、きっと伝わる♡」と信頼する大好きな飼い主さんへの意思表示で、“愛の眼差し”といえます。
いってらっしゃい
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は「寂しい」「悲しい」といった感情はもっていないというのが一般的な見解ですが、わざわざ見送りに来るのは、飼い主さんがこれから出かけるとわかっているということ。その行動には“愛”があると思っていいでしょう。
しっぽを絡ませる
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫がほかの猫にしっぽを絡ませるのは親愛の証。つまり、飼い主さんにしっぽを絡ませるのも同じ気持ちだといえます。絡ませずに触れているだけでも、本来警戒心の強い猫からすれば、愛情表現でしょう。
手をペロペロ
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が他者をなめるのは、母猫や子猫など愛情を感じている相手のみ。そのため、飼い主さんの手などをなめる行動は、まさに愛の証といえるでしょう。猫はなめることで飼い主さんに自分のニオイを付け、愛していることを伝えているのです。
まばたき
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫がゆっくりとまばたきをするのは、満足していたり、リラックスしていたりするときや、相手に好意があるときなど。飼い主さんに向けてまばたきするなら、それは愛のアピールです。名前を呼ばれたときにする場合は、「ここだよ♡」と返事をしているつもりなのでしょう。
スリスリ
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
スリスリは単なる挨拶を意味するときもありますが、自分のニオイを飼い主さんに付けて「自分のもの♡」と主張したいときにもします。なかには、飼い主さんを見ながら自分の近くの物にスリスリする猫も。これも愛情表現のひとつです。
日々の暮らしの中にある、猫からの愛のメッセージ。しっかりと受け止めて、飼い主さんからも返してあげてくださいね。
お話を伺った先生/椎木亜都子先生(獣医師)
参考/「ねこのきもち」2022年2月号『愛猫はあなたにこんなにも“愛”を伝えています 猫からの「ア・イ・シ・テ・マ・ス」』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
