犬が冬になると太ってしまう原因

冬になると、犬の体重が増え、太ったと感じられることがあります。
犬が冬になると太ってしまうのは自然なことなのですが、原因を知っておくことで、体重が増えすぎてしまうこと、肥満になってしまうことを予防することができます。
1.日照時間が減少すること
犬が冬になると太ってしまう原因は、日照時間が減少することです。
日照時間が減少すると、犬が日光を浴びる時間も減少し、紫外線を浴びることで体の中で生成されるメラトニンやセロトニンなどのホルモンの分泌が変化します。
ホルモンの分泌が変化したとき、食欲を上手くコントロールすることができなくなったり、食欲が増してしまったりし、犬が太ってしまうことがあります。
2.お散歩や運動量が減少すること
犬が冬になると太ってしまう原因は、お散歩や運動量が減少することです。
気温が低くなり、外に出ること、お散歩することを億劫にする犬もいるでしょう。体が冷えないようにと、お散歩を短時間で済ませてしまうこともあるかもしれません。
ほんの少しでも雨や雪が降っていると、冷え込みも激しくなり、お散歩をお休みすることもあるかと思います。
そうしているうちに、少しずつお散歩や運動量が減り、摂取カロリーは変わらないのに消費カロリーが減少する、ということが起こります。
消費カロリーよりも摂取カロリーの方が上回れば、犬も太ってしまうのです。
3.暖房の効いた室内で過ごす時間が増えること
犬が冬になると太ってしまう原因は、暖房の効いた室内で過ごす時間が増えることです。
気温が低くなると、体温を上げなければなりません。体温を保つため、体温を上げるためには、エネルギーが必要になります。消費されるエネルギーであり、代謝が上がる仕組みです。
しかし、1日のほとんどを暖房の効いた室内で過ごしている犬は、体温を保ったり上げたりする必要がありません。消費されるエネルギーも少なく、代謝も上がりません。
そして、暖房の効いた室内で飼い主と一緒に過ごす時間が多ければ、食べ物をもらう機会も増えることがあります。
これらもまた、消費カロリーは減少するのに摂取カロリーは変わらない、消費カロリーは減少するのに摂取カロリーは増える、といったことに繋がり、犬が太ってしまう原因になるのです。
愛犬が冬に太ってしまわないために日頃からできる対策

ごはんとおやつを与えすぎないこと
日照時間の減少による、ホルモンの分泌が変化したとき、犬の食欲が増すことがあります。
しかし、犬は自分でごはんやおやつを用意することはできません。飼い主が与えなければ、必要以上に食べてしまうことがないのです。
おねだりされることがあるかもしれませんが、与えすぎないようにしましょう。
室内でできる遊びで運動量を確保すること
冬の寒さからお散歩や運動量が減ってしまったときは、室内でできる遊びで運動量を確保し、消費カロリーが極端に減ってしまわないようにしましょう。
暖房の効いた室内で過ごす時間が増え、運動量が減っているなという場合にも、室内でできる遊びで運動量を確保しましょう。

