
「オタでよかった。自担を好きでよかった。オタであるということは、実にメリットばかりだ」と語るのは、元アイドルオタクで現在は航空オタの漫画家、みたんさん(@mitandays)だ。今回は、自転車の窃盗を疑われた際、自担の存在によって危機を脱したエピソード「自担色の自転車を買ったときの話」を紹介する。
■「青」への愛が警察官に伝わったワケ



みたんさんが看護師として働いていたころの話。当時アイドルオタクだった彼女にとって、応援するメンバーのカラーである「青」は特別な色だった。勤務先のナース服も、白と水色から選べたため、しょっちゅう水色を選んで着ていたほどだ。
ある日、自転車で通勤中、空気を入れに立ち寄った自転車屋で8000円という破格の青い自転車を見つけた。一目で自担色だと分かり、即決で購入した。
それから3日後、ライトをつけ忘れて無灯火で走行中、警察官に止められてしまう。みたんさんは謝罪し、ライトをつけようとするが、買ったばかりで付け方がわからない。手間取る様子に、警察官は「本当にあなたの自転車ですか?」と疑いの目を向けた。
レシートもなく、防犯登録もデータベースで確認できない絶体絶命のピンチ。みたんさんは、意を決して3日前に「青い自転車と出会った理由」を熱弁した。そのあまりの熱量に、警察官も納得し、疑いは晴れた。「今日も私は自担に助けられた」と、みたんさんは振り返る。
読者からは「愛が届いた!」「推しがいるってすごい」といったコメントが多数寄せられた。
■「オタでよかった」…ストレスが減る推しの存在
警察官に泥棒の疑いをかけられるという滅多にない経験を漫画にしたみたんさん。今回の件以外にも、「推していてよかった」と思うことはたくさんあると語る。
「自担という存在がいるだけで、日常生活のストレスが半減どころかそれ以上に減る」と話すみたんさん。あらゆる身の回りのものを自担の色で揃えることで、それを見るだけで心が安らぐという。「オタというのはそんな単純なことで、ハッピーになれる」と笑った。ちなみに今も、みたんさんの車は自担色だそうだ。
日常生活に転がる面白い出来事を漫画にしているというみたんさん。特に、個性的な家族のエピソードはネタが尽きないという。
「どの漫画もフフッと笑えるうえ、短くまとめてあるので、育児や家事の合間にサッと見てほしい」と、ブログの見どころを語った。モヤモヤする話も、数話後にはスカッとするように心がけているそうだ。
取材協力:みたん(@mitandays)
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