大腸がんの余命はどれくらい?メディカルドック監修医が大腸がんの末期症状を解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「大腸がんの余命」はご存知ですか?ステージ4の余命・末期症状も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
飯田 綾子(医師)
2009年奈良県立医科大学卒業。大阪市立大学医学部附属病院で初期臨床研修後、大阪市立総合医療センター消化器内科レジデントを経て、大阪市立大学大学医学部附属病院肝胆膵内科で学位を取得。現在は患者さんの不安に寄り添い、何でも相談できるかかりつけ医を目指して、大阪市内のクリニックで高血圧や糖尿病など主に慢性疾患の外来や在宅診療を行っている。消化器病専門医、肝臓専門医、総合内科専門医、認定産業医の資格を有する。
「大腸がん」とは?
大腸がんは、大腸(結腸・直腸)に発生するがんで、腺腫という良性のポリープががん化して発生するものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。大腸の粘膜に発生した大腸がんは次第に大腸の壁に深く侵入し、やがて大腸の壁の外まで広がります。また、大腸の壁の中を流れるリンパ液に乗ってリンパ節転移をしたり、血液の流れに乗って肝臓、肺など別の臓器に転移したりします。日本人ではS状結腸と直腸にがんができやすいといわれています。2020年に発表されたデータではがんの死亡数で女性1位、男性2位の疾患です。
大腸がんの末期症状
貧血
大腸がんが進行すると、がんの表面の粘膜が脆くなりじわじわ出血が起こり、貧血が進行します。貧血では立ちくらみ、息切れ、めまい、ふらつき、動悸といった症状が見られます。大腸がんで出血している場合は便に血液が付着することがあります。日頃から排便後に自分の便の色を見る習慣を身につけると良いでしょう。
腸閉塞
大腸がんの終末期には、がんがかなり大きくなることがあります。この大きくなった癌組織によって便の通り道が狭くなってしまうと腸閉塞を起こします。腸閉塞では狭くなった腸より先に便が進まないため、腹痛、便秘、嘔吐、体重減少などが起こります。腸閉塞がきっかけで大腸がんが見つかるケースもあります。

