別れは突然に
ある日、いつものように「今、何してんの? 今から来い」と、彼から呼び出されました。ただ、その日の私は偶然にも遠出をしており、すぐに駆けつけられる距離ではなく……。そのため、人生で初めて彼からの呼び出しを断りました。
すると彼から言われたのは「……使えねぇ、お前なんかもういらねえわ」というひと言。
そして「ほかの女性を呼ぶから」と堂々と言われました。当時はまだ、別れる覚悟ができていなかったため、何度も彼に連絡をしてしまいましたが、結果的に、この一件で彼から返事がくることはなくなり、いつの間にか自然消滅のように終わってしまいました。
別れるのであれば、しっかりと話し合いをして別れたいと考えていたため、自然消滅という終わり方は心に傷を残し、立ち直るまでにかなりの時間がかかってしまいました。けれど、今振り返ると、あのとき捨てられずに関係を続けていたら、さらに依存を強め、「戻れなく」なっていたかもしれません。そう思うと、あのとき彼と離れることができてよかったのかもしれない、と時間が経った今も恐怖を抱く、恋愛の経験でした。
著者:柳瀬蓮/30代女性・元キャバ嬢ライター。約10年、夜職に勤務しその経験を基に現在はコラムやエッセイ・シナリオライターとしてさまざまな記事や脚本を執筆している。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
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