1:劣化しても価値が残るものは持っていてOK
いきなり思い出の全てを処分するとなると、かなり心苦しいものがあります。思い出の品はとても大切なものですので、一部は残しても良いと自分にOKを出しましょう。ただ、どうせ残すなら時間を重ねるごとに良さが滲み出るものを残しておきたいですよね。例えば、思い出の服の中でもヨレヨレ・しわくちゃな服や虫食いで穴の空いたニットなどは取っておいても劣化するばかりです。
しかし、パールやレース、上質で仕立ての良いワンピースやジャケットなど、色褪せてもそれが味になるような服は残しても良さそうですよね。たとえ他のものより思い出が深い服であっても、“服そのもの”の価値は別です。クローゼットから見える場所に置いて、気分が上がらない服は思い出そのものに価値はあれど、その服に価値はないので思いきって手放しましょう。その分、残した服は大切に慈しむ心を忘れずに。
2:思い出日記&ボックスで一部を残す
一方で、「赤ちゃんの時の肌着を母が持っていてくれたので気軽に捨てられない」など、見た目が劣化していても思い出としての価値がかなり高い服や小物もありますよね。そういった、圧倒的に代わりのきかない服に関しては、その一部だけを「思い出の作品」として残しておくのもおすすめです。例えばですが、服の布地を一部切り取り、アルバムや日記に貼り付けて思い出エピソードを記録するといった、思い出日記を書くのも良いですね。そうした手間が面倒な方は、処分前に写真を撮ってどんな服だったかを見返せるようにしておくのも一つの対策です。
また、大きめのボックスもしくはクローゼットの1割程度に「思い出エリア」を作るのも良さそうですよ。限られた場所に限られた分だけをしまっておく。そこから溢れるものは全て処分するか入れ替えるということで、思い出を全て捨てずに整理整頓することができそうです。

