犬に使っちゃダメな『ブラシ』3つ 思わぬリスクを招く形状やお手入れのポイントまで

犬に使っちゃダメな『ブラシ』3つ 思わぬリスクを招く形状やお手入れのポイントまで

犬に使っちゃダメなブラシ

青いブラシ

ブラシを使ったお手入れは毎日欠かすことのできないものですが、犬の被毛のケアに向かないブラシも存在しています。

犬種、被毛の特徴、被毛や皮膚の健康状態によっては、誤ったブラシを使うことで、健康を害してしまう恐れがあります。

犬に使っちゃダメなブラシは、犬が極度に嫌がることがあり、ブラッシングができなくなってしまったり、犬が怪我を負ってしまったりする恐れがあります。

愛犬に適したブラシを見極め、選び方にも注意をし、快適なブラッシングをしてあげられるようにしましょう。

1.安価で粗悪な金属ピンブラシ

あまりにも安価であると、品質が悪く、ピンの先の部分の処理が不十分である場合があります。

皮膚に当たると犬が痛い思いをしたり、飼い主が手や指を怪我してしまったり、皮膚炎の原因になってしまうことがあります。

ピンの先に何もついていないタイプのピンブラシもありますが、先の部分の処理が丁寧にされているものを選ぶようにしましょう。

ピンの先に丸いキャップのようなものがついているタイプであれば、犬の皮膚を傷つけにくいです。

ついている場合もついていない場合も、飼い主の手のひらに当ててみて、チクッと刺さるような痛みがあるようなピンブラシは避けた方がよいでしょう。

2.毛質に合っていないスリッカーブラシ

スリッカー、オレンジ色

換毛期のある抜け毛の多い犬種、長毛種にとっては便利なスリッカーブラシですが、針金の部分がとっても鋭いです。

針金の部分であるピンがくの字に曲がっており、犬の皮膚に突き刺さって痛い思いをさせてしまうことがあるかもしれません。

私は指にチクッと刺してしまったことがあるのですが、出血してしまいました。愛犬の皮膚だったら…と思うと恐ろしいことです。

スリッカーブラシの針金の部分には、何もついていないタイプと、ピンの先に丸いキャップのようなものがついているタイプがあります。

短毛種である犬、皮膚が薄い犬には、スリッカーブラシは向かないでしょう。

3.人間用のヘアブラシ

人間の髪の毛と犬の被毛とでは、構造にも密度にも違いがあります。

人間用のヘアブラシでは、犬の被毛に付着した汚れを十分に取り除いてあげることができず、皮膚の状態まで不衛生になってしまうことがあります。

また、抜け毛を十分に取り除いてあげることができず、毛玉の原因になってしまうこともあります。

人間用のヘアブラシで犬のブラッシングをすると、静電気が起こり、被毛を傷つけてしまうことがありますので、犬の被毛のケアには避けるべきです。

犬の被毛のお手入れのポイント

コームとポメラニアン

犬のブラッシングは、基本的には毎日行うべきです。抜け毛やフケを取り除くこと、皮膚の血行を促進すること、飼い主とのスキンシップやコミュニケーションなどの目的があります。

ブラシの商品パッケージには、「短毛用」「長毛用」などの表示がありますので、参考に購入されるとよいかと思います。

毛玉ができてしまったときは、毛先の方から優しくほぐしてみてください。ほぐすことができないほど絡まってしまっているときは、トリマーや獣医師に処置をお願いしましょう。

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