3.猫特有の感覚地図がある
猫は、猫なりの地図を頭の中に描けているといいます。視覚だけでなく、優れた聴覚や嗅覚を使って情報を得ることで地図を作り出しているのだそうです。
猫は縄張り意識の高い動物ですが、外へ行く猫は、頭の中の地図を利用して自分の縄張りを把握しているといいます。
ただ、初めから完全室内飼いで外へ出たことのない猫には、この地図がありません。そのため、室内飼いの猫が外に出てしまうと、帰れる可能性が低くなってしまうのです。
帰巣本能があるとされる事例
日本でも、猫が離れた場所から自分で帰ってきたという話を耳にすることがありますが、海外ではさらに驚かされる事例があります。
そのひとつが、320kmの距離を歩いて帰ってきた4歳の三毛猫ホリーです。ホリーは、2013年にフロリダ州デイトナから脱走してしまいます。2ヶ月がたち、飼い主さんも諦めかけた頃、ホリーはウエストパームビーチの自宅まで自力で帰ってきたというのです。ホリーは、痩せて肉球がボロボロになっていたことから、自分で歩いてきたのだろうとのことでした。

