■ちょっと目を離したすきに、鍋から火柱が…!



本作はさし身さんが高校生だったころの実体験。父親の帰宅が遅く、何か作ろうと冷蔵庫を漁ってみつけた冷凍コロッケ。鍋に油を注ぎ、油が温まるまでしばらくキッチンを離れた。課題に夢中になり、ハッ!と気づいたときには、キッチンはすでに煙だらけ。鍋からは火柱が上がっていた!



とっさにガスは停めたものの、「そうだよね。ガスを止めても火は消えんよね」壁を燃やし続けている火柱をどうすればいいのか?さし身さんは慌てた。最初に思いついたのは「水!」だった。しかし、油に水を入れるとさらに火の勢いが増すということを思い出す。



次に思いついたのが「酸素!」だった。火種になる酸素を失くせばいいのかも、と近くにあった鍋の蓋を投下!しかし、ふたが微妙に小さすぎたため、周りから火が漏れる。それを覆うようにさらなる蓋をかぶせると、数分後に火は無事沈下。本作には、「高校生なのに間違った選択をせず鎮火できてすごい」や「自分は水を入れてしまって、火柱が上がった」など経験者の方からコメントが届く。





さし身さんは、当時の恐怖体験を通して「油を使用している際に目を離さないことは勿論ですが、万が一火が出てしまった際の正しい対処法は知っていて損はないと思います。いつ何が起こるかはわからないので、私自身も息子がもう少し大きくなったら教えようと思っています」と話す。実はこのような小火騒ぎを起こした人はそこそこいるようで、「濡れタオルをかぶせるといい」「私は鍋に投げ入れるタイプの揚げ物火災用の消化道具買いました」などのコメントも。とっさに判断できるよう、必要な知識は知っておきたいところだ。
取材協力:さし身(@toyomaru0124)
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