●保護司の報酬制には慎重論も「本人に響くものがなくなる」
臨時国会では、立ち直りを支援する「保護司」について議論が交わされ、担い手を確保する取り組みや安全対策を盛り込んだ保護司法の改正案が12月3日に成立した。
自身もかつて保護司に支えられたという斎藤さんは、少年時代の思い出を振り返る。
「嘘ばかりついて逃げ回っていたが、逆に保護司さんがわざわざ自宅に来てくれた」
なり手不足や高齢化を背景に「現在の無給(ボランティア)から報酬制にする必要があるのではないか」といった提案も出ている。
これについて、今福さんはボランティアとして関わることの意義を強調した。
「本人が行動を変えていこうという動機づけを考えたとき、自分だけを見ている、自分だけのことを考えてくれているという人間関係があるかどうかが鍵を握る。
その関係を形成するときに、報酬制に変えると違う混ざり物が入ってきて、本人に響くものが根本的になくなってしまうのではないか。
信頼できる大人としての保護司の関わりは報酬制ではないほうがいいと思います」

●法務委員長がエール「司法試験、ぜひ合格を」
質疑の最後には、法務委員会の階猛(しな・たけし)委員長が、司法試験の勉強に苦労した自身の経験に触れながら、かつて「極道の妻」から弁護士になった大平光代さんの著書に励まされたことを紹介。
そのうえで「斎藤さんも、そういう存在になれると思っています。ぜひ合格を目指して頑張ってください」とエールを送った。

