詰めよられて返した言葉
反論しようと思えばできる。けれど、じわじわ距離を詰めてくる雰囲気に圧倒されました。
私はここで正論をぶつけて正面衝突するより、場が穏やかになる言葉を選ぶ方が賢明だと判断。
「12年も毎日通われてるんですか!? すごいですね。知らずに使ってすみません」
そう伝えると、彼女の表情がほんの少しゆるみました。
まさかの急転換
「あなた、新しい人?」
「2年目です。でも会費が高いので……やめようか迷ってて」
控えめに話すと、さっきまでの圧がウソのように態度が変わりました。
「あら2年? そんなのまだまだよ。続けなきゃもったいないわよ」
声のトーンまで柔らかくなり、健康のために通っていると楽しそうに話し始めました。
「毎日続けられるなんて、すごいですね」と返すと、彼女は満足げにうなずき、バッグをゴソゴソ。

