1.人間用の食べ物を与える

「犬はペットではなく家族」という考え方が広く浸透していますが、人間と同じように扱うのは禁物です。
家族やパートナーのように、愛情を持って相手の気持ちを尊重しながら接することは、とても素晴らしいことだと思います。
しかし、犬はあくまでも人間とは異なる動物だということは忘れてはいけません。
体の構造や本能、習性は全く異なるため、人間にとっていいものが犬にもいいとは限りませんし、その逆も然りです。
特に気をつけたいのが食生活で、人間用に調理された料理やお菓子を与えることのないように気をつけてください。
人間が食べているものであっても、犬が問題なく食べられるものもありますが、含まれている成分を確認して栄養的に問題はないか、危険性はないかということをしっかり判断する必要があります。
また、飼い主の食事中に“おすそ分け”をしてしまうと、それが習慣化されてしまうことが少なくありません。
少しであれば問題なかった食べ物も継続的に与えることで、犬の健康を害することがあります。
2.犬と常に一緒にいる

愛犬を可愛がっている飼い主さんの中には、「家の中にいるときは常にそばにいる」「留守番はさせずどこにでも連れて行く」という人もいます。
それはとても楽しいことかもしれませんが、あまりにも極端になってしまうと、犬は飼い主さんと離れられなくなってしまう可能性があります。
飼い主さんがいないことで強い不安や恐怖、ストレスを感じるようになって、精神や行動に異常が起こる“分離不安症”を発症することもめずらしくありません。
分離不安症になると、飼い主さんがいないと喉が枯れるまで吠え続けたり、自傷行為をしたり、破壊行動をしたりすることがあります。
そのような状態になると、犬も飼い主さんもどちらもつらい状況に陥るので、一人の時間も落ち着いて過ごせるように教えてあげるようにしましょう。

