騒音性難聴の前兆や初期症状について
騒音性難聴の症状として現れやすいのは耳閉感(耳が詰まった感じ)です。
症状の進行はゆっくりで、初期段階では4,000ヘルツ付近の音域のみが障害されるため、日常会話の聞き取りには支障が出にくく、気付かない間に病状が悪化することがあります。
さらに症状が進行すると障害される音域が2,000〜8,000ヘルツまで広がり、話し声の聞き取りにも影響が出ます。(出典:日本聴力保護研究会「騒音性難聴とは」)
また、耳鳴りを併発することもあり「キーン」や「ジー」のような音で現れることがあります。
症状の現れ方や程度は曝露される音の大きさや時間などによって異なり、同じような騒音環境にいても、個人差があります。
有毛細胞の損傷が重症化する前であれば、耳を休ませることで聴力が回復する場合もあるため、定期的な休息が重要です。
騒音性難聴の検査・診断
騒音性難聴の検査では、オージオメーターを用いた選別聴力検査をおこなうことが一般的です。
選別聴力検査では、低音域である1,000ヘルツの音と、高音域である4,000ヘルツの音を鳴らし、それらの音に対する聴力を調べます。
騒音性難聴の特徴として4,000ヘルツ付近の聴力から低下し始めるため、検査結果ではこの周波数帯に限定した聴力低下が認められるC5ディップという聴力図を示します。
聴力検査とあわせて、医師による問診で、仕事の作業環境や騒音の曝露歴、既往歴や症状の経過などについて確認します。

