追い打ちをかけるようなしつこい同僚
ある夜、加藤さんからまたLINEが届いた。珍しく機嫌が良さそうだった。
「宮田さん、気分転換にドライブだけならどう?本当に、ちょっとの時間でいいからさ!」
頭に血が上るのを感じた。職場であんなうわさを流して嫌がらせしておいて「これで断れないだろ?」ってこと―――?私は今回ばかりはきっぱりとお断りしようと思った。
「加藤さん、前回もお伝えしましたが、私はそういう関係になるつもりはありません。それに、子どもたちがいるので、業務外でお会いすることはできませんので」
冷静さを保ちつつ、きっぱりと拒否の意思を伝えた。嫌われたっていい。これで執着されなくなるならば。しかしその期待は、翌日の職場で、粉々に砕かれる―――。
あとがき:壊れていく心の叫びと闘う決意
香苗の苦しみが、とうとう家庭にまで影響を及ぼし始める描写は、読者の胸を締め付けます。「仕事のストレスで子どもに優しくできない」という現実は、シングルマザーにとって最もつらい瞬間です。抑うつ状態と診断されても、経済的な理由から「休職・退職」という選択肢が取れない状況が、彼女をさらに追い詰めます。
しかし、加藤からの度重なる業務外の誘いは、最後の防衛線を破りました。「これ以上、彼の言いなりになって、私自身が壊れるわけにはいかない」という決意は、被害者から闘う者への転換点となります。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

