愛するペットにかわいい服を着てほしいと思うのは、飼い主の『親心』かもしれません。
慣れないながらも、手作りで『オーダーメイド』の服を作ってあげる飼い主もいるでしょう。
複数の犬や猫と暮らす、ぽめ(@yapomesa)さんも、ミシン初心者でありながら、愛犬や愛猫のためにペット服を作ったそうです。
でき上がった写真をXで公開すると、たちまち5万件以上の『いいね』が集まる事態に。
なぜかと言うと…。
ミッチミチ!
猫のみかんちゃんには、少し小さかったのでしょうか。顔がムギュっとつぶれています。
ポメラニアンのももちゃんは、心なしか嬉しそうな表情をしていますね。しかし…。
同じくポメラニアンのひろくんに着せると、少し哀愁の漂う顔を見せてくれました。
実は、これらの服は、ぽめさんの亡くなった祖母が一番よく着ていたパジャマをリメイクして作ったものなのだとか。
製作前、愛犬や愛猫にこのパジャマの中へ入ってもらい「袖から顔を出す様子がかわいい!」と思って、袖をそのまま使用したところ、このような仕上がりになったそうです。
祖母の思い出が詰まった『お下がり』のリメイク服。温もりと絵面のインパクトの強さに、たくさんのコメントが寄せられました。
・お顔がギュウギュウになっていて、かわいい!
・これぞ、愛…。でも、じわじわきます。
・めっちゃ笑いました。疲れが取れました!
リメイク『ペット服』製作について、ぽめさんに聞いてみた
多くの人に笑いと感動をもたらした、手作りの『ペット服』。
grapeは、ぽめさんに取材し、製作の裏側についてたずねました。
――『ミシン初心者』とのことですが、ミシンはどのくらい使っていますか。
ミシンは人間の裾上げなどで使う程度で、ちゃんと一から作って完成させたのはペット服くらいです。
実はこれまでにも手縫いやセーターの袖の『改造』などで、ペット服を作ったことはありました。
この服は、ペット服を作り始めて4着目、ミシンで縫ったものとしては2着目です。
――祖母のパジャマでペット服を作ろうと思ったきっかけはなんでしょうか。
祖母が亡くなって残されたのが、大量の服でした。高齢で亡くなったため何十年分もの服があったのですが、捨てるのも忍びなく、何かに利用できないかなと思ったのがきっかけです。
このパジャマは寝たきりになった祖母が一番着ていた服で、色合いもかわいかったので、使用しました。
このほかにも、祖母の服を使ってハロウィン用の黒い服を作りましたよ。
――みかんちゃんとももちゃんは、服を着るのが好きですか。
当時住んでいた東北の実家は昔の造りで、冬はとても寒くなり、犬も猫も服を着ないとつらいくらいの厳しさでした。
みかんは最初こそ文句を言っていましたが、一度冬を経験してからはおとなしく服を着るようになりましたね。
ももは毛の多いポメラニアンですが、小柄なので服を着ないと体調を崩してしまいます。
心も体も温めてくれる、ぽめさん手作りの服は、みかんちゃんや、ももちゃんたちにとって手放せないアイテムのようです。
ぽめさんと祖母の温もりを感じて、厳しい冬を乗り越えてほしいですね!
※本記事は投稿者様の許諾を得た上で掲載しております。
[文・構成・取材/grape編集部]
出典 @yapomesa
