膿疱性乾癬の前兆や初期症状について
膿疱性乾癬は前兆がなく、急激に症状が進行していくことが特徴です。尋常性乾癬の症状が先行してみられることもあります。
初期から全身にみられる膿疱や熱感を伴う紅潮、強い倦怠感が現れます。全身の浮腫や関節炎、結膜炎やぶどう膜炎などの目の症状も伴うことがあります。進行すると、まれに心不全や腎不全、呼吸不全などの重篤な症状もみられます。
症状を繰り返すことも特徴で、慢性期では尋常性乾癬のような皮疹や手足の膿疱、丘疹(きゅうしん)などの皮膚症状を呈します。皮膚症状が改善しても関節炎が繰り返される可能性があるため、注意が必要です。膿疱は無菌性であり、ウイルス等の感染で起こるわけでもないため、他人にうつる病気ではありません。
膿疱性乾癬の検査・診断
膿疱性乾癬の診断は、視診や血液検査、病理組織検査などによっておこないます。視診では全身の膿疱の有無や、皮膚の紅潮について確認します。膿疱や紅潮の範囲が大きいほど重症と判断されるため、症状の範囲まで調べます。
血液検査では白血球や炎症反応、心機能、腎機能、肝機能などの数値を確認します。病理検査では膿疱性乾癬に特徴的な角層(皮膚の表面部分)の下にみられる膿疱を確認します。膿疱性乾癬では角層下に特徴的な膿疱(Kogoj 海綿状膿疱)がみられるため、この組織が確認された場合は膿疱性乾癬の可能性が高くなります。
これらの結果が一時的でなく、繰り返される場合に膿疱性乾癬と診断されます。

