
平成建設が運営する、同社世田谷支店1F併設の「平成記念美術館 ギャラリー」が、記念すべき100回目の企画展として、「東京藝術大学 平成藝術賞 受賞作家8人の現在『藝術の模索』」を、10月16日(木)~11月28日(金)の期間開催する。
「平成藝術賞」を受賞した作家8名の作品を展示

『ハレ』/七宝 常信朋子氏(第1回 平成藝術賞受賞/東京藝術大学大学院 美術研究科 工芸専攻修了)

『さんま』/七宝 常信朋子(第1回 平成藝術賞受賞/東京藝術大学大学院 美術研究科 工芸専攻修了)
「東京藝術大学 平成藝術賞 受賞作家8人の現在『藝術の模索』」は、東京藝術大学にて、「平成藝術賞」を受賞した作家8名の、過去から現在に至る作品群を展示し、その創作の軌跡と未来への展望を紐解く企画展。作品に込められた瑞々しい感性や、既成概念にとらわれない表現は、見る人にとって大きな刺激となり、未来のアートの可能性を感じさせてくれるだろう。

授賞式の様子
ちなみに、「平成藝術賞」とは、2015年に平成建設が創設した、東京藝術大学の学生への奨学金制度。

『Helping Hands』/パフォーマンス 吉野俊太郎(第3回 平成藝術賞受賞/東京藝術大学大学院 美術研究科 彫刻専攻修了)

『すずめ』/彫刻 鷲野愛未(第2回 平成藝術賞受賞/東京藝術大学大学院 美術研究科 デザイン専攻・設計研究室修了)
卒業制作展で、特に優秀な作品に贈られる同賞は、次世代の美術界を担う芸術家および研究者の人材育成を目的とし、日本画、油画、彫刻、工芸、デザイン、建築、先端芸術表現、芸術学の8分野における優秀な学生を対象としている。
若き作家8名の軌跡と現在地をたどる

『はれのことぶき』
「東京藝術大学 平成藝術賞 受賞作家8人の現在『藝術の模索』」に参加する作家は、常信朋子さん、

『瞬刻』
鷲野愛未さん、

『呼吸する窓』
諸岡亜侑未さん、

『《Plinthess》』
吉野俊太郎さん、

『空中散歩』
安河内蘭さん、

『抵抗と受容のパッケージ』
新井毬子さん、

『草』
林菜穂さん、

『Tatami』
浅野ひかりさんの8人。同企画展は、彼らが卒業制作展で披露した輝かしい才能が、その後の創作活動を経てどのように進化し、深化してきたのか、その軌跡と現在地をたどることができる貴重な機会となっている。
日本画、油画、彫刻など、異なる分野の作品が一つの空間で響き合うことで、それぞれの世界観が際立ち、来場者に新たな発見と感動をもたらしてくれそうだ。
