●「日中の外交の積み重ねを逸脱する発言」
政治経済学者の植草一秀さんも「日本と中国が過去に積み上げてきた友好関係、あるいは外交文書から逸脱するということは明白」「日本経済や国益を重視する立場からも、過去の外交の積み重ねを逸脱した発言をしたことについて、高市首相は発言を撤回するということが必要だと思う」と述べた。
和光大学名誉教授で、ジャーナリストの竹信三恵子さんは、現在の日本社会が少子高齢化やケア労働の危機など多くの問題を抱えている中で、軍事費増大が生活を圧迫していることに懸念を示した。
一方で、登壇者からは、中国がただちに台湾に対して武力行使する可能性は低いという見方が相次ぎ、高市首相の発言撤回と、日中間の対話を求める声が上がった。

