扁桃肥大の前兆や初期症状について
扁桃が大きいだけでは、症状はほとんどありません。ただし、扁桃が大きくなりすぎた場合に呼吸障害や嚥下障害、睡眠障害などの症状が起こることがあります。
呼吸障害
鼻が詰まり鼻で息をするのが難しくなるため、口で呼吸するようになります。
また、口を開けていることが多いため、口の中が乾きやすくなり口臭や会話のしづらさなどにつながる可能性があります。
嚥下障害
大きな食べ物が喉を通りにくくなることがあり、食事の量が減ったり、食事に時間がかかるようになったりします。
睡眠障害
いびきが発生したり、睡眠時に息が止まってしまったりする(睡眠時無呼吸症候群)ことがあります。小児の場合、日中の眠気のほか、多動(じっとしていられない行動)、衝動的な行動、学習障害などがみられることもあります。
感染症
鼻と耳をつなぐ管(耳管)の通りが悪くなった場合、中耳炎を何度も繰り返すことがあります。
扁桃肥大の検査・診断
扁桃肥大の検査・診断では、まずは医師が扁桃の状態を目で確認します。
さらに、扁桃腺の肥大を診断するために、必要に応じていくつかの検査を行うことがあります。
ファイバースコープ検査
鼻と喉の奥の状態を調べるためにファイバースコープ検査を行います。
ファイバースコープは、多くの細い光ファイバーをまとめたものです。
先端にカメラが付いており、このカメラを自由に動かして細かい映像を撮影することで、狭くて複雑な場所の観察が可能です。
画像検査
CTやレントゲンを使って、扁桃の大きさを確認します。
睡眠時無呼吸の検査
睡眠時無呼吸症候群を診断するために行われる検査には、アプノモニターや睡眠ポリグラフがあります。
アプノモニターは寝ている間に行う検査です。
指や鼻にセンサーをつけ、「呼吸の様子」「血液中の酸素量」「いびきの有無」「脈拍」を測定します。これらのデータから、無呼吸や呼吸が浅くなる回数を調べられます。
アプノモニターは簡易型の検査のため、自宅で行えることが特徴です。
睡眠ポリグラフは、眠っている間に脳の活動、眼の動き、心臓の動き、呼吸、いびき、そして血液中の酸素量を細かく測定します。この検査を行う場合は、医療機関に1泊する必要があります。

