ミシュランの味を、新しいコンラッドホテルを満喫!「体験」を楽しむシンガポール2025年最新情報

ミシュランの味を、新しいコンラッドホテルを満喫!「体験」を楽しむシンガポール2025年最新情報

部屋が、インテリアが爆イケ

ホテルロビーの一角。オリエンタルなムードで旅情をかきたててくれます。

シンガポールでのホテル選びは「ホテルから一歩も出なくても後悔しない」ことが条件と言い切るからには、お部屋の仕上がりには厳しくありたいと思っています。が、【コンラッド・シンガポール・オーチャード】は2024年にリブランドしているため、建物は変わっていないものの、ベッドや水まわりのシステム、空調の使いやすさなどなどが現代的! やったー! いや、歴史があってステキなホテルって、「どうやって空調の調整をすればいいんだ」って四苦八苦すること、ありません? それがない! 一番ベーシックなお部屋でも35平米あるので「こりゃ、寝るだけのホテルだな」という憂き目には、おそらくどなたも遭わずに済むと思われます。キングスイートルームなんて210平米もあり「そうだった、ここはコンラッドだった」と、自分のおでこをぺちんと叩きながらラグジュアリーホテルのラグジュアリーたるゆえんを痛感することになりました。


 


我々は取材で訪れているので、お部屋のアレコレを見せてもらえました。宿泊をご検討の方が気になるであろうポイント、ご紹介しておきますね!

じゃーん、35平米のエグゼクティブルームがこちら。ひろびろ~!

アメニティは歯ブラシからソーイングキットまでフルラインナップ!

スリッパはフカフカのタイプです。コンラッドだもんね。ぺらっぺらなワケないよね!

コーヒーなどを淹れられる室内のバーエリアにご注目。飲用水は蛇口をひねれば出てきます。

シンガポールといえば! なTWGのお紅茶ももちろん完備。

個人的に嬉しかったのがこの空調システム。マークで記されているので言語を問わず「ああ、こうやって温度調節すればいいのね」と分かります。世界中のホテルがマネしてくれたらいいのに!

カーテンやライトも同様。どのボタンを押せば開くんだろうとアワアワしないで済みます。

2025年だよなあと思ったのが電気関係。日本の家電のACも挿せますし、USBケーブルも使えますし、スマホを無線で充電もできます。

置くだけでiPhoneを充電中! ありがとうコンラッド!

お風呂のアメニティはサステナブルなボトル設置。ブランドはバイレードです。ユニセックスな香りで人気ですよねえ、バイレード。

そして、コンラッドで語らないわけにはいかないのがバスローブについてです。売ってたら買いたいんだけどなと思うほどいいんですよねえ。

お分かりいただけますか? 表地はツルツル、肌に触れる裏地はタオルっぽい素材で、なんとも快適な着心地。パジャマを持参する必要はありませんでしたね。

環境保護の観点からアメニティをカットしているホテルも増えている昨今、もちろんシャンプー類や飲料水のペットボトルをカットするなど持続可能性には配慮しつつ、必要なものやおもてなしは妥協しない。リニューアルしてコンラッドを名乗るには一定以上のかなり厳しい条件を満たさないといけないそうですが、いやー、快適。やっぱり快適。実は個人的に、コンラッドというホテルブランドが超がつくほど好き、というか、相性がいいのかバリや東京でもいい滞在した記憶しかないんですが、シンガポールもお見事でした。

ちなみにキングコンラッドスイートのお部屋がこちら。こんな部屋に住みたーい!

謎の睡眠リチュアルが効果バツグンだった件

そして、個人的に一番アツかったのがコレ。「枕が変わると寝つきが悪くなる」方って一定数いらっしゃると思われ、「どこでも快眠」な方はこのセクションを飛ばしていただいて結構なのですが、私……ちょっと睡眠に難がありまして、旅先では基本的に、眠れないタイプ。飛行機はもちろん、ホテルでも全く眠れないこともあります。それゆえ旅行の後半はちょっと顔色悪くなりつつ無理して楽しんでることも多々なんですが、今回は……、眠れたんです! それがこちら、テレビをつけたら真っ先に表示されている、『SLEEP-TO-WAKE RITUAL』の底力なのかもしれません。

テレビをつけるとチャンネル案内やレストラン案内とともに「Sleep-To-Wake Ritual」メニューが表示されています。

なんでしょうね、【コンラッド・シンガポール・オーチャード】の担当者の方も不眠症ぎみなのかな? サービスというより、執念に近い何かを感じたんです。ベッドはほどよく硬く寝心地最高で、枕についても実は「合わなかったら、合うまで変えてやろうかホトトギス」的なメッセージが残されていました。夕方にお部屋に戻り飲料水を汲みにいくとおや、さっきはなかったお茶が置かれていますよ。

初日の夕方、そっと置かれていたティーバッグとメッセージ。要するにハイビスカスやレモングラスのお茶で、寝つきがよくなる配合をしてあるホテル独自のお茶だから、飲みなさい。眉間とかマッサージしてリラックスしなさい。ということですね。

そしてバスルームにもなんだろう、使い方がわからないバスボム的なものがそっと置かれているのです。バスタブがないお部屋なのですが、バスボム? これはどうやって使うんだろう?

これも夕方部屋に戻ったら、ちょこんと置かれていたのですね。

タンジェリンとかマジョラムとかイランイランとかのシャワースチーマーだそうです。

ちょこっと濡らしてシャワーブース内の水があまりかからないところに置いておくと、香りが充満していい感じになります。私は香りをダイレクトに感じてみたくて足元に最初置いてみました。わざとらしさのない、セージなどのいい香りがしました。

そしてテレビをつけると、わりとすぐ選べるところに『SOUND BATH』というメニューが。サウンドバスってなに? 音の風呂?

なんだろう、このマーク。

ほわわわわわ~~~~ん! サウンドバスとは、クリスタルボウルやチャイムなどを用いて奏でる瞑想なんかにいい音楽体験のこと。このホテルオリジナルの動画が、エンドレスで流れるのです!

若かりしころ、睡眠障害の診断を下されたこともある私。ここだけの話、旅先での平均就寝時間は深夜3時くらいです。体力の限界まで眠れないんです。で、試しにこのサウンドバスの映像を夜22時ごろからずっと、つけっぱなしにしてみたんです。お風呂に入ったり、その日の取材内容をまとめたり、アレコレアレコレしているうちにあれ……ちょっと眠くなってきたかも……明日朝の目覚ましセットしておかなきゃ……アレ……まぶたが……と、超珍しく0時ごろには眠りに落ちました。

正直、恐れ入ったため帰国後も限りなく近い方向性のサウンドバスの動画をYouTubeで探して、毎晩流しっぱなしにしています(影響され過ぎw)。しかし【コンラッド・シンガポール・オーチャード】のこの、「お客様を絶対に眠らせるぞ!」という強い意志、しっかり受け止めました。「旅先だと眠れないのよね」という方はもう、無条件でここに泊まってください。

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オトナミューズウェブ

「37歳、輝く季節が始まる!」がキャッチコピー。宝島社が発行する毎月28日発売のファッション誌『otona MUSE』がお届けする、大人のためのファッション・ビューティ・ライフスタイル情報!