おまけに部屋食もイケてる
そうそう、シンガポールののんびり滞在でおそらく活用する方も多いのが、ルームサービス。15年前に初めてシンガポールを訪れたころから、私もいいホテルのルームサービスを活用する習慣がつきました。基本的に小市民なので「割高じゃん」「えー、でかけて美味しいもの食べようよ!」と思ってそれまで旅して生きてきたのですが、一歩も歩かず部屋で美味しいもの食べて、洗いものもしないでお風呂入りたいときに入って、寝たいときに寝る。その贅沢と喜びを覚えてから、完全にクセになりました。
私は毎日でも食べられそうな好物、海南チキンライス一択です。シンガポールのあらゆるホテルのルームサービスでチキンライスを頼んで、味を比較して楽しんでいます。
頼んだ覚えはないサテ(チキン串)が前菜としてついてきました。ちょっと待って、前菜って量じゃないだろう。
チキンスープで炊いたお米、チキンスープ、そして茹でたチキン。鶏まみれです。幸せです。お味は比較的しっかりめで、お店によってはレアぎりぎりくらいの茹で加減のところもありますが、こちらはしっかり火が通っていました。お作りくださったのは『サマーパレス』です!
デザートのチーズケーキは、1階にあるイタリアンカフェ『ドルチェット』からご到着。
コチラのスイーツ、美味しいですよ……!
かなりしっとりめのチーズケーキで、甘味は強め。旅で疲れたからだに沁みます。
ジンベースのカクテルも注文してみました。おや、こちらのラベルはそうです、体験プログラムに参加した『マンハッタン』からご到着♡
氷もオレンジの皮も添えられていて、『マンハッタン』を訪れずともそのお味をいただけます! チーズケーキとカクテルの相性が非常によろしい。
広東料理『サマーパレス』のお料理と『マンハッタン』のカクテル、そしてホテル1階にあるカフェ『ドルチェット』のスイーツまで一気に楽しめる、まさに【コンラッド・シンガポール・オーチャード】の盆暮れ正月おまとめセットのようなお食事。く~っ、贅沢ぅ~! もう、こういうもてなしの大洪水、大好きです。個人的には「自分にご褒美」って言葉をあまり積極的に使うことはないのですが、このルームサービスって、まさにソレかも。
植物園もマーライオンもタクシーですぐ♡
シンガポールを訪れたら一度は行きたい植物園『ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ』。樹木を模した素晴らしい建造物であることは理解した上で、何度観ても「それにしてもアホみたいにスゴいもん作ったのう」と、シンガポールの方のとことんやっちゃう気概に、いい意味で笑いがこぼれます。
【コンラッド・シンガポール・オーチャード】はその名の通りオーチャード・ロード、いわゆるショッピングエリアにあり、ド中心というよりはにぎやかなエリアから徒歩10分程度離れています。それゆえ静かに過ごせて、買い物に行きたければほんのり散策すればOK。先述のとおりシンガポールは東京23区くらいのサイズなので、「マーライオンが観たい」とマリーナエリアに行くなら車で15分、「植物園のガーデンズ・バイ・ザ・ベイに行きたい」なら車で20分、「アモイ・ストリート・フードセンターで屋台メシ食べたい」なら車で15分程度です。親切なコンシェルジュの方にタクシー呼んでいただきましょう。あ、シンガポールのタクシー料金は日本よりもやや割安な印象。現金やクレジットカード、配車アプリはGrabが主流です。治安はわりといいと感じますが、深夜はタクシー料金も上がりますし、せっかく素敵なホテルに泊まっているんですから、深夜は施設内で楽しみむのがいいかな、と思います。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイまで車で20分!
シンガポールを訪れたら一度は行きたい植物園『ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ』。この写真、自分のスマホで撮ったとは思えないんですが、こんな絶景がいっぱい! ちなみに取材時は映画『ジュラシック・ワールド』とコラボしていて植物園内の各所に恐竜がいました。
マーライオンまで車で15分!
世界三大がっかり名所なんて不名誉な呼称もありますが、私はマーライオン、大好きです。
ちなみにシンガポールリバーの上流、クラークキーに船着き場があるリバークルーズのコースによってはマーライオンを正面から拝めるスポットに連れて行ってくれます。ナイトリバークルーズで私が撮影したマーライオンがこちら。夜も元気に、水吐いてる~!
アモイ・ストリート・フードセンターも車で15分!
ビジネス街にあり、お昼時は現地の方でごったがえす『アモイ・ストリート・フードセンター』はホーカーズ(屋台)料理が集合した施設。2階建ての建物に屋台がギッシリ入っているんです。そして、ここはミシュラングルメの宝庫。だいたい10シンガポールドル前後でランチ可能。
私は謎のエビとビーフンの蒸し物をいただいてみました。ごちそう続きで疲れた胃に染み渡るうまさ。8シンガポールドルでした。
「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カード」で体験を満喫!
冒頭で申し上げたとおり、今回の取材ツアーはヒルトンとクレジットカード会社のアメリカン・エキスプレスが主催。この2社がタッグを組んで「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」という旅が好きな方にうってつけのカードを発行しているんです。
ざっくりいうと2種類あって、年会費16,500円(税込)のものと66,000円(税込)のプレミアムタイプがあり、詳細は割愛しますがある一定の額を1年間で使うと、翌年は世界中のヒルトンのホテルに、金曜日を含む週末に無料で1泊または2泊できる権利がプレゼントされます。変な話、一泊十数万円するホテルでも関係なく対象なので、「え、1年後には年会費なんか余裕で回収できちゃうじゃん!」状態。それ以外にも朝食が2名まで無料になったり、空き状況によってはお部屋がアップグレードされたり、アジア太平洋地域のヒルトンの対象レストランは25%オフになったり(2025年12月末まで)。「旅が好きで、ヒルトン・オナーズ会員(ヒルトンの会員制度のこと。世界中に会員がいる、トップクラスのロイヤリティプログラムなんです)なら……なんでこのカード持ってないの?」状態。
なーんでこんなに旅好きに優しいんだろと思い、アメリカン・エキスプレスの担当者の方にお伺いしたところ「旅を含む体験、を楽しんでいただきたいからです」なんだそう。そもそも、アメリカン・エキスプレスって運送業からスタートした会社で、その成り立ちは1848年にカリフォルニアで起こったゴールドラッシュ(金鉱が発見されて、世界中の人が金を掘るために押し掛けた事象のこと)まで遡るんだそう。金を掘るための道具などを安全に移送するサービスから、お金を安全に運ぶサービスへ進化し、その後旅行業を経て、クレジットカードを発行することになったんですってー。へー! 知らなかった! 「すっごいお金持ちがここのゴールドカードを持ってる、ステイタスシンボルな感じ」だと思ってたけど、そのステイタス感って信頼の歴史から生まれているのねー!
ニューヨーク州、バッファローで創立。
確かに7年ぶりにシンガポールを訪れてみて、ずいぶん変化したものや新しいトレンドを感じて、やっぱり訪れなければ味わえないものに出合って。旅っていいなあって再確認しました。準備の段階から久しぶりのシンガポールに心躍って、帰国してからもたんまり買い込んだおみやげを渡し歩きながら思い出を話して、ああ、また行きたいなあと、次の旅行計画に思いを馳せて……! 人生を楽しむうえで、旅って欠かせないものですね。もっと行かなきゃ!
「体験」を楽しみ、ホテルを楽しんだシンガポール。一点の曇りもなく、最高の体験だったと断言します。次もぜひ【コンラッド・シンガポール・オーチャード】に泊まると強く決意しつつ(※なんてったって、安眠できるので)、 今回のレポートが皆様の次の旅行計画の一助になれば幸いです。
otona MUSE Y
※本記事の情報は2025年10月渡航時のものです。1シンガポールドル=121円で計算しています。

