ゆうこさんとソウタさん夫妻に第一子が誕生。初孫に喜ぶ母親はソウタさんとともに出産に立ち会い、「最初は夫と赤ちゃんと3人で」というゆうこさんの希望を無視して写真に入り込もうとし、看護師に止められると、不機嫌になってしまいます。ここから母親への不信感が募り始めて……。
入院中は赤ちゃんの退院着を独断で贈り、退院当日も「産んでくれてありがとう」と言い放った母親。暴走は加速していき、ついにはゆうこさんの許可なくファーストシューズを履かせて、周囲を呆れさせたのです。
妹・愛子さんの制止も母親の耳には届かず、限界に達したゆうこさんが「里帰りやめたい」と涙ながらに訴えると、まるで被害者のような態度で母親は「すべて私が悪かった」と謝罪。その様子に不信感は増すばかり。 最終的には、母親の元でゆうこさんは里帰り生活を送り始めましたが、ある日、昼寝から目覚めると娘・ゆいなちゃんの髪型が変わっていることに気づいたのです。
ゆうこさんが初めての子育てで神経質になっている、と言う母親。それよりも、お宮参りにソウタさんの両親が来るのかが気になる様子で……。
場を凍らせる実母の態度
そして、お宮参り当日。
母親の様子に不安を抱えながら迎えたお宮参り当日。
孫に初めて対面し、はしゃぐ義両親を前に、母親の冷たい態度が場の空気を重くします。
ゆうこさんは、困惑するソウタさんを気づかいながらも、母親の不機嫌さにうんざりしてしまうのでした。
両家が集まるお宮参りのような特別な日は、誰もが穏やかに過ごしたいものです。
しかし、家族の誰かひとりでも不機嫌だったりや冷たい態度だったりすると、場の空気を重くしてしまうことがあります。そして、その影響を最も受けるのは、夫や義両親に気をつかう産後間もない母親なのです。
たとえ喜びや善意からの行動だったとしても、母親になった本人の気持ちに寄り添わなければ、かえって疲れや負担を与えてしまうこともあります。
お祝いの主役である赤ちゃんと母親が安心して過ごせるよう、家族は意識して心配りをしたいですね。
著者：マンガ家・イラストレーター ミント