気になる行動1位は「深夜・早朝の連絡」
エンが運営する『エン転職』は、2025年9月、ユーザー1435人を対象に「ビジネスマナー」に関するアンケートを実施しました。
その中で「周囲の行動で気になるビジネスマナー」を聞いたところ、第1位は「深夜や早朝などにメールやチャットを送る」(55%)でした。
働き方の多様化でフレックスやリモートワークが進んだとはいえ、受け手側にとっては「非常識」「生活リズムを乱される」と感じる要因になっているようです。
次いで気になると回答されたのが、「社外の人に対して、上司や先輩を呼び捨てにせず“さん付け”で呼ぶ」(45%)でした。
伝統的なマナーでは「社外の人に対して身内(自社の人間)は呼び捨てにする」のが鉄則ですが、最近では「社外の人に対しても“さん付け”で呼ぶ」ケースが増えており、それに違和感を覚える人と、そうでない人の認識のズレが生じているようです。
「呼び捨て」か「さん付け」か…揺れる常識
実際に「普段気をつけている行動」を聞くと、全体の59%が「社外の人に対して、上司や先輩を呼び捨てにする(さん付けで呼ばない)」と回答し、トップとなりました。
やはり多くの人が「呼び捨て=正しいマナー」と認識し、実践していることが分かります。
しかし、自由回答を見てみると、世代や個人の感覚による迷いも見え隠れします。
「社外の人に対して上司を呼び捨てにするのは、今の時代やってない会社も多い気がするので時代遅れのように感じる」(30代女性)
「呼び捨ては苦手なので、つい“さん”を付けてしまうが、上司から注意を受けて直した」(40代女性)
かつての常識が「時代遅れ」と捉えられる過渡期にある今、相手や状況に合わせた柔軟な対応が求められているのかもしれません。

