皆さんには、子育てに悩んだ時期はありますか。子どもがいくつになっても次から次へと悩みは尽きませんよね。今回は、筆者の友人M奈が体験した、これから訪れる12月の季節にぴったりな心温まるエピソードをお届けします。
小学生になったばかりの息子
私は小学生になったばかりの男の子の母です。息子のK男は、活発で明るく、誰とでも仲良くなれるタイプです。息子が小学生になった事をきっかけに、私は念願の社会復帰。3人家族の新しい生活が始まった頃でした。
息子が集団登校をするようになり、近所に住む年上の子と話す機会も増え、友達の幅が広がる事を私は純粋に喜んでいました。しかし、ある出来事を境に、息子の表情が曇る日が訪れるのです。
上級生からの突然の宣告
ある日の肌寒い夕方、いつもなら「ただいまー!」と元気よく帰ってくる息子が、その日はうつむき気味で帰宅しました。そんな息子の様子に私はすぐに気づき、「どうしたの?」と声をかけると、ぽつりと一言。
「……サンタさんなんていないんだって。上級生が言ってた」
いつも明るい息子が、ショックを隠しきれず涙目になっている姿に、私の胸がぎゅっと締め付けられました。なんとか励まさなくてはと思いましたが、どう言葉をかければいいのか、うまく答えが見つかりません。私は言葉を探せないまま、夕食の支度にとりかかろうとしていました。

