共有したくなる個性際立つキャラクター達
毎話、放送があるたびにSNSが盛り上がるだけでなく、リアルな友人とも『じゃあつく』について「面白いから見て!」と言ったり言われたりした方も多いのではないでしょうか。そこから検索して、この作品にたどり着いた視聴者も少なくないはずです。さらに、勝男の元恋人で“モテに全ベット”してきた山岸鮎美も、等身大のようで突飛となかなかクセのある女性でしたが、もう1人の主演・夏帆さんが好演。
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他にも、“大量消費型恋愛体質男性”のミナト(青木柚さん)、勝男の失恋友達となった柏倉椿(中条あやみさん)、勝男の後輩の料理男子・白崎ルイ(前原瑞樹さん)など、個性際立つキャラが今作には溢れています。
家事ドラマの「成功の秘訣」は共感できること
今春放送で同じくネット指標に強かった『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』(TBS系)もそうですが、「家事あるある」、「生活あるある」を題材としたドラマの成功例では、主人公に限らず、登場人物の誰かしらに視聴者が自分を重ね合わせられることが強みとなってきました。この投稿をInstagramで見る
『じゃあつく』も、様々なキャラがそれぞれの立場で思い悩み、多方面の視聴者から「あるある!」と共感されたからこそ、ここまで大きなムーブメントになったのでしょう。
ただ、「あるある」がリアルであるほど共感度は高いのですが、あまり現実的すぎると視聴者の気分も重たくなってしまいます。しかし『じゃあつく』は、『対岸の家事』以上にクスっと笑えたり、爆笑出来るシーンが多くあったので、それも他者への勧めやすさに繋がりました。

