研究内容
飼い主さんと見知らぬ人(実験者)が、それぞれに「幸せそうな表情」と「怒った表情」を見せたときの猫の反応を記録。記録時間は3分で、12組の猫と飼い主さんを対象に、それぞれの飼い主さん宅で行いました。
結果は、猫は飼い主さんが怒った表情をしているときより、幸せそうな表情をしているときに、より飼い主さんに近づくことがわかりました。一方、見知らぬ人の幸せそうな表情と怒った表情に対しては、猫の行動に差は出ませんでした。このことから、猫は飼い主さんに限り、表情を見わけて行動を変え、さらに幸せそうな表情を好むということがわかります。
【研究結果】いつも見ている飼い主さんの表情や感情を読み取れる
ふだんの生活のなかで、飼い主さんがうれしい表情をしているとおやつがもらえるといったことから、表情と行動の関連を学習しているのではないかと推察されます。
ゆっくりまばたきは猫にとって友好的なサイン
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「猫と目があったら、ゆっくりまばたきをするといい」とよくいわれますが、まばたきがどのような役割を果たすかを調査した研究があります。調査は21組の猫と飼い主さんを対象に、飼い主さん宅で行われました。
