
今季大注目のドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系・火曜22時)も、ついに最終回!! SNSでも「もう終わっちゃうの⋯」「寂しすぎる⋯!」「すでに勝男ロス」と、ドラマの終了を惜しむ声がたくさん寄せられています。
ドラマは亭主関白な一面を持つ彼氏・海老原勝男(演:竹内涼真)と恋人ファーストゆえに自分を見失ってしまった彼女・山岸鮎美(演:夏帆)の別れから始まる再生ロマンスコメディ。昭和の価値観を引きずる”化石男”と、理想の彼女でいるために自分の気持ちにふたをしてきた”忍耐女”が、回を追うごとに変化をとげ、成長していく様子が共感を呼び、初回放送の無料配信総再生回数がTBS火曜ドラマの歴代1位を記録する大ヒット作品となりました。
まだまだドラマの世界に浸っていたい、終わってしまうのが寂しい⋯というあなたへ。今日は第1話からこれまでの放送を、ドラマに登場した料理とともに振り返ります! レタスクラブの中からレシピもご紹介しますので、ドラマを思い出しながら作ってみてくださいね。
第1話「筑前煮」
夜景の見える高級レストランで自信満々にプロポーズした勝男に対する鮎美の答えは⋯「無理!」。こんなシーンから始まった第1話。あの頃の勝男は、鮎美の作る料理をいちいち評価し、「冷凍食品を詰めた弁当は、手作り弁当ではない。あれは解凍弁当!」「全体的におかずが茶色すぎるかな」などと昭和の化石男丸出しの発言を連発していましたね⋯。なぜ鮎美に振られたのか理解できない勝男が、後輩からのアドバイスで作ってみたのが「筑前煮」。試行錯誤しながら深夜までかかってやっとできた筑前煮は、とてもおいしいといえるものではありませんでした。勝男が変わり始めたのは、まさにこの筑前煮がきっかけ。
勝男はいろいろな具材を入れる本格的なレシピで作っていましたが、具材を3つにしぼって少ない煮汁を煮からめるこのレシピなら、フライパン1つで20分以内で作れますよ!
簡単筑前煮

【材料・2人分】
とりもも肉⋯大1枚(約300g)
れんこん⋯1節(約200g)
にんじん⋯縦1/2本
ごま油⋯小さじ1
水⋯1/2カップ
酒⋯大さじ2
みりん、しょうゆ⋯各大さじ1
【作り方】
1.れんこんとにんじんは一口大の乱切りにする。とりもも肉は大きめの一口大に切る。
2.フライパンにごま油小さじ1を中火で熱し、とり肉を皮目を下にして並べ入れ、約2分焼く。焼き色がついたら上下を返し、さらに約2分焼く。れんこんとにんじんを加えてさっと炒める。
3.全体に油がなじんだら水1/2カップ、酒大さじ2、みりん、しょうゆ各大さじ1を加える。煮立ったら時々混ぜながら、煮汁が少なくなってとろっとするまで4〜5分煮る。
(1人分 412kcal、塩分1.7g)
第2話「カレー」
一方鮎美は、美容院での渚(サーヤ)との会話の中で、自分が「何が好きか」より「どうしたら好かれるか」を優先してきたことに気づき、髪色をピンクに染め、少しずつ自分を解放するように。その頃勝男は、毎晩筑前煮を作り続けていました。そんな中、勝男が同僚たちを招いて作っていたのが筑前煮をリメイクした「カレー」。冬に甘みが増す根菜は、カレーとも相性抜群。これからの季節は、ぜひ根菜を入れてカレーを作ってみてください。
チキンと根菜のクイックカレー

【材料・2人分】
「和風根菜ミックス」⋯200g ※
とりもも肉⋯1枚(約250g)
温かいご飯⋯小どんぶり2杯分
だし汁⋯1と1/2カップ
カレールウ⋯2かけ(約40g)
・サラダ油
※「和風根菜ミックス」の作り方
れんこん(大1節・約230g)とにんじん(1/2本)は薄いいちょう切りにする。ごぼう(1本)は包丁の背で皮をこそげ、斜め薄切りにする。ざっと混ぜ合わせて冷凍用保存袋に入れ、平らにして、空気を抜いて密閉し、冷凍室で凍らせる。
●約1カ月保存可能。
【作り方】
1.とり肉は一口大に切る。
2.フライパンに油大さじ1を中火で熱し、とり肉を皮目を下にして並べ、焼き色がつくまで焼く。だし汁を加え、煮立ったら「和風根菜ミックス」を凍ったまま加えて、約2分煮て火を止める。
3.カレールウを加えて溶かし、再び中火にかけ、とろみがつくまで約3分煮る。
4.器にご飯を盛り、3をかける。
(1人分 773kcal、塩分2.5g)

