第7話「いりこの味噌汁」
地元・大分に帰省し、友人の結婚式に出席した勝男と鮎美。この機会に2人がまだ付き合っていると思っている両親たちが両家の顔合わせを勝手に設定してしまい、終始ハラハラする展開となりました。久しぶりに実家に帰ってきた勝男のために、お母さんが煮干しの頭とはらわたをひとつひとつ取りながら、丁寧に「いりこの味噌汁」を作っている姿が印象的でしたよね。時間に余裕があるときは、だしからお味噌汁を作るのもいいものですよ。
長ねぎと豆腐のみそ汁

【材料・3〜4人分】
絹ごし豆腐⋯1/4丁
長ねぎ⋯6cm
煮干しだし⋯2と1/2カップ
・煮干し⋯30g
・昆布(5×5cm、約5g)⋯1枚
・水⋯2と1/2カップ
・みそ
【下ごしらえ】
煮干しを頭やわたつきのまま保存容器に入れる。昆布、水を加え、一晩おく。使うときは煮干しと昆布を除く。
●冷蔵庫で2〜3日保存可能。
【作り方】
1.豆腐は7〜8mm角に切る。ねぎは長さを半分に切り、縦細切りにする。
2.鍋に煮干しだしを入れて火にかける。沸騰したら、みそ大さじ2を溶き入れる。
3.みそがまんべんなく溶けたら、1を入れて沸騰させないように温め、器に盛る。
(1人分 33kcal、塩分1.2g)
第8話「春巻き」
家出をしてきた化石母が料理に掃除に洗濯に⋯とあれこれと世話を焼くことに、イライラする勝男。「今は自分でやりたい」と母に向かって宣言したときは、勝男の成長を実感しました⋯!この時お母さんが作っていた「春巻き」を見て、すっかり春巻きの口になってしまった人も多いはず。春巻きは炒めた具材を冷ましてから皮で巻いて揚げるため、時間と手間を要する料理。でも具材を切って巻くだけなら、こんなに簡単に作れます!
無限パリパリ春巻き

【材料・2人分】
豚こま切れ肉⋯150g〈1cm幅に切る〉
えのきたけ⋯1/2袋(約50g)〈長さを半分に切る〉
万能ねぎ⋯1/4束〈5cm長さに切る〉
春巻きの皮⋯6枚
合わせ調味料
・片栗粉⋯大さじ1
・しょうゆ、酒、オイスターソース⋯各小さじ2
・ごま油⋯小さじ1
水溶き小麦粉
・小麦粉、水⋯各大さじ1/2
揚げ油
【作り方】
1.ボウルに豚肉、えのきたけ、万能ねぎ、合わせ調味料を入れ、よくもみ込んでなじませる。
2.春巻きの皮で1のあんを包む。春巻きの皮1枚をひし形に置き、まん中より少し下に1の1/6量をのせて、横10cm長さに広げる。
3.皮の手前の角に水溶き小麦粉適量をぬり、折り返してしっかり留める。皮の左右両側を内側に折る。
4.皮の向こう側の縁に水溶き小麦粉適量をぬり、手前からふっくらと巻きつける。同様にあと5個作る。
5.フライパンに揚げ油を1cm深さまで注ぎ、4を皮の巻き終わりを下にして並べ、中火にかける。皮のまわりから小さな泡が出たら弱めの中火にする。焼き色がついたら上下を返し、さらに3〜4分、均一な焼き色になるように時々返しながら揚げる。取り出して、ペーパータオルを敷いたバットにのせ、バットを約30秒立てて、余分な油を抜く。
(1人分 588kcal、塩分1.6g)
第9話「メキシカン」
最終回目前の第9話はメキシカンフェスでの勝男ダンスに始まり、職場でのおにハラ(おにぎりハラスメント)、鮎美の店を出す話からのまさかのトラブル⋯と急展開の連続!鮎美が春巻きからヒントを得て作った、タコスを巻いた「メキシカン春巻き」はナイスアイデアでしたね。タコミートを作る時間がないときは、カットしたウインナーとアボカドを包むだけでもタコス風に。餃子の皮を使えば、一口サイズで食べやすいおつまみになります。
アボカドとソーセージのカリカリ揚げ

【材料・2人分】
粗びきウインナソーセージ⋯6本
アボカド⋯大1/2個(約100g)
餃子の皮(大判)⋯6枚
オリーブ油⋯大さじ4
水溶き小麦粉
・小麦粉⋯小さじ2
・水⋯小さじ1と1/2
【作り方】
1.アボカドは縦6等分に切る。粗びきウインナソーセージは縦半分に切る。
2.餃子の皮の中央に、それぞれソーセージ2切れ、アボカド1切れを横向きにのせる。皮の下半分に水溶き小麦粉をぬり、皮をまず上から、次に下から折って留める。
3.フライパンにオリーブ油大さじ4を中火で熱し、2の留めた部分を下にして入れる。転がしながら、きつね色になるまで5〜6分揚げ焼きにする。器に盛り、好みでトマトケチャップを添える。
(1人分 577kcal、塩分1.1g)
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こうしてドラマを振り返ってみると、勝男と鮎美が成長していく中で、さまざまな料理が登場していましたね。次回はいよいよ最終回。2人がどんな未来を選ぶのか、料理と一緒に最後まで見届けましょう!
文=斉藤久美子

