
草なぎ剛が主演を務めるドラマ「終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)。12月8日に放送された第9話は、社員の自殺を隠蔽する御厨ホールディングスへの訴訟に向けて進んでいくと同時に、樹(草なぎ)の真琴(中村ゆり)への思いがふくらんでいった。(以下、ネタバレを含みます)
■遺品を通して家族や人生を向き合うヒューマンドラマ
本作は、妻を亡くし、シングルファーザーとして生きる鳥飼樹(草なぎ)が、遺品整理会社「Heaven’s messenger」の仲間たちとともに、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添っていく、心温まるヒューマンドラマ。
遺品に刻まれた残された者へのメッセージを解き明かすほか、切ない大人の恋も描かれる。
手広く事業を展開する御厨ホールディングス次期社長の妻で絵本作家の真琴を中村ゆり、「Heaven’s messenger」の新人遺品整理人・久米ゆずはを八木莉可子、現場歴10年のベテラン遺品整理人・矢作海斗を塩野瑛久、「Heaven’s messenger」の社長・磯部豊春を中村雅俊、真琴を未婚で生んだ母で「Heaven’s messenger」に生前整理を依頼する鮎川こはるを風吹ジュンが演じる。
■樹は御厨ホールディングスへの集団訴訟の件で動き始める
14人もの自殺者が出てしまっている御厨ホールディングス。そのうちの一人は、磯部の息子だ。そして、Heaven’s messenger で14人目の被害者の遺品整理を担当したことをきっかけに、磯部は集団訴訟に加わる決断をする。
そんな中、真琴は14人目の被害者の弟・小林陽翔(山時聡真)を御厨が提訴しようとしていると知る。提訴をやめてほしいと夫の利人(要潤)に願い、それと引き換えに離婚はせず、樹とは会わないと決めた。
真琴が決意した経緯を知らず、ただ突然の別れにどうすることもできない無力さと切なさを抱える樹。そんな樹は、病気で無理できない磯部に代わって集団訴訟の一員として動き始めることに。
だが、樹と真琴の運命は交わり続ける。御厨ホールディングスがイメージ戦略のためにアップした、絵本の読み聞かせをする真琴の動画に、樹の息子・陸(永瀬矢紘)が映っていたことで、陸が学校に行きにくくなってしまう。御厨ホールディングスの広報部長で、真琴の親友でもある御厨彩芽(月城かなと)に動画を削除してもらおうとして、樹と真琴は顔を合わせることになったのだ。
■樹と真琴の許されない恋心に胸が締め付けられる
いつしか真琴への思いが止められなくなった樹。ラストで「わかっています。あなたには、ご主人がいる。でも、今は…真琴さんの気持ちが知りたい」と、その思いを真琴にぶつけた。
真琴は利人が樹のことを調べていると明かし、「これ以上、鳥飼さんにご迷惑をおかけするわけにはいきませんので」と去ろうとする。樹はそんな真琴を引き止め、「かまいません」と抱き寄せた。
樹は御厨ホールディングスとの大きな動きの中にいる。同僚だった海斗がヘッドハンティングされた先は、利人や彩芽の父で、御厨ホールディングスの社長・鋼太郎(村上弘明)が、今後自殺者が出たときのために買収した遺品整理会社。そして、真琴の絵本の担当編集者・森山静音(国仲涼子)は、磯部の長男の恋人で、遺品のパソコンを持っていることから樹は会うことにしたのだが、その場で偶然、静音と利人の関係を知る。ただ、静音は「復讐のために近づいた」と打ち明けた。
離婚できない真琴は表向きの立場としては御厨側で、複雑な関係であるが、切ない思いでつながる。視聴者からは「抱きしめちゃった」「これからどうなっていくんだろう」「幸せになってほしい」「いろんな人の思いが交錯する」「サブタイトルの“会えないあなた”が気になる…」と言った声が寄せられた。
※草なぎ剛の「なぎ」は、「弓へんに前の旧字体その下に刀」が正式表記
◆文=ザテレビジョンドラマ部

