健康診断の血圧の再検査が必要な数値とは
健康診断で再検査が必要になる血圧は、140/90mmHg以上です。
健康診断での血圧が140/90mmHg以上であった場合、診察室血圧が高かったと判断されます。その場合、家庭での血圧を測定し、必要に応じた治療を開始します。
ただし、健康診断での血圧が140/90mmHg未満でも、血糖値や腎臓の値に異常が見られた方は再検査や受診をすすめられることがあります。
健康診断の血圧の異常値・再検査基準と内容
健康診断で異常を指摘された場合、受診先はかかりつけ医もしくは近所の内科・循環器内科です。家庭で朝晩の血圧を測定し、結果を記録したものを持参します。
高血圧は自覚症状がないケースも多く「忙しいから」と受診を伸ばしがちですが、1ヶ月以内の受診が望ましいです。ただし、もし頭痛や息切れ、ふらつきなどがある場合は、すぐに受診しましょう。
医療機関でおこなう代表的な検査は、以下のとおりです。
検査 確認する代表的な内容
問診
持病の有無
家族に高血圧の方がいるか
家族に心血管系の病気の方がいるか
運動習慣
食生活など
身体所見の確認
診察室での血圧や脈拍数
血圧の左右差
身長・体重
心音に雑音がないか
見た目で分かる血管の異常、甲状腺の異常やむくみの有無など
臨床検査
尿検査
血液検査(クレアチニン・尿酸・コレステロール・血糖値・ホルモン検査など)
臓器障害の検査
眼底検査
心電図、胸部レントゲン検査
頸動脈超音波検査など
ただし、血圧の数値や持病の有無、症状などにより、おこなう検査は異なる場合があります。必要な費用は、おこなう検査によって異なります。健康診断で調べた項目がそのまま使えるかによっても費用が変わるため、受診前に医療機関へ費用の目安を確認すると安心です。
また、すぐに薬物療法を開始するか生活習慣の改善で様子をみるかは、その方の高血圧にどの程度のリスク(脳や心臓への影響)があるかによって決まります。詳しくは受診時に医師へ確認してみてください。
高血圧・低血圧は自覚症状がなくても注意が必要
高血圧と低血圧はどちらも自覚症状が無く、検診で指摘されてはじめて気づく方が少なくありません。
ただし、症状が重い場合や人によっては、以下のような症状があらわれることもあります。
病名 代表的な自覚症状 放置するリスク
高血圧
めまい
ふらつき
頭痛
耳鳴り
心筋梗塞
脳梗塞
動脈硬化の悪化
腎臓への悪影響など
低血圧
めまい
ふらつき
だるさ
疲れやすい
手足の冷え
ふらつきによる転倒
生活の質の低下
高血圧は放置すると、動脈硬化を悪化させ、心筋梗塞や脳梗塞などの重い病気になるリスクが上がる恐れがあります。そのため、自覚症状がなくても治療が必要です。一方、低血圧は自覚症状や生活への支障がなければ、様子をみるケースがほとんどです。ふらつきによる転倒のおそれや、だるさ、めまいなどにより生活に支障が出る場合は治療を検討します。健康診断で血圧の異常を指摘された場合は、必ず受診して治療が必要な状態なのかを確認するようにしましょう。

