締め切り間近、返礼品選びで「様子がおかしい」画像を発見
年末の風物詩ともいえる「ふるさと納税」の駆け込み寄付。人気の自治体ランキングをチェックしていたX(旧Twitter)ユーザーたちの手が、ある画像の前で止まりました。
「なかなか様子がおかしいですね…」
紹介されたショートブーツの表面は、レザーでもスエードでもなく、「白米」と「豚の角煮」で覆われていたのです。
足の甲にはツヤツヤと煮込まれた豚バラ肉が鎮座し、サイドにはチンゲン菜とタクアン、そしてウズラの卵がトッピングされています。さらにアクセントとして八角(スパイス)まで添えられている徹底ぶり。
歩くたびにタレの染みたご飯粒がこぼれ落ちそうなそのビジュアルに、ネット上では「AIが生成した悪夢かと思った」「所沢市はどうしてしまったんだ」と困惑と爆笑が広がっています。
作ったのは所沢の老舗「畑中」。寄付額は本気の11万円超え
この「ルーローハンブーツ」、実は埼玉県所沢市に拠点を置く食品サンプルメーカー「FAKE FOOD HATANAKA(畑中)」が手がけた本気の職人技によるものです。
同社は以前から、ベーコンのカチューシャやスパゲッティのネックレスなど、「なぜ身につけようと思った?」とツッコミたくなるアクセサリーを多数制作しており、そのクオリティの高さには定評があります。
そして驚くべきは、その寄付金額。なんと11万8000円です。
控除上限額に余裕がある人しか手を出せない高額設定ですが、すべて手作業で製作される「アート作品」と考えれば妥当……なのかもしれません。

