
2026年3月、「今日もここがあってよかった」と、子どもが安心して過ごせる“もうひとつの家”のような居場所を提供する新たなコミュニティスペース(現代の寺子屋)が東京都立川市に誕生する。
これに伴い、11月15日(土)〜12月25日(木)の期間、同スペースの開設と運営を支えるクラウドファンディングを、CAMPFIREにて実施中。寄付、シェア、応援コメントなど、どの形でも支援につながる。
コンセプト

学習支援風景

地域のお友達とおやつ作り
同スペースは、不登校家庭が直面する孤立や不安を軽減し、子どもたちが安心して学び・過ごせる環境を地域に根づかせることを目的としている。「学校に行けない子」ではなく「ここにいていい子」として尊重することを最も大切にする。
同スペースでは、温かいごはんを用意。家庭の“できない日”を責めず、親の負担を軽減し、子どもに安心を届ける食をサポートする。
また、自由な学び・選べる過ごし方ができるのも特徴。教科学習だけにとどまらず、多様な活動・交流を選択できるフレキシブルな環境を整える。
さらに、家庭でも学校でもない“もうひとつの家”のようなくつろげる空間で、安心して過ごせる時間を創出する。
プロジェクト誕生の背景

同プロジェクトの発起人である山崎香織氏は、自身の子どもの不登校を経験した母親だ。
朝の登校渋り、教室でのトラブル、心身の不調、そして家庭全体に及ぶ影響。その中で最も悩ましかったのが「学校に行けない日に子どもを安心して預けられる場所がない」という現実だったそう。
特に、毎日の食事づくりの負担は親の精神状態にも大きく影響する。「今日だけでいい。温かい給食のようなごはんがあったら…」という切実な願いに応える場所は、地域に存在しなかったという。
山崎氏は、この体験を通じて「ないなら私がつくる。誰かの“灯り”になる場所を」と決意し、同プロジェクトが動き出した。
