インバウンドと「マーラータン」ブームも影響
一方で、明るい話題(?)によるランクインもありました。
2位に入ったのは「カルシウム剤(123%)」。これは訪日外国人(インバウンド)による需要が大きく後押しした結果です。6位の「おしろい」や8位の「リップクリーム」も、海外からの旅行客がお土産として購入するケースが増えたことが要因と見られています。
また、15位には「春雨・くずきり(111%)」が登場。これは今年、若者を中心に大ブレイクした「マーラータン(麻辣湯)」ブームの影響です。ヘルシーでコスパが良い食材として、家庭での鍋需要にも入り込んだようです。
「苦戦したもの」はコロナ禍の必需品たち
逆に「販売苦戦ランキング」では、1位「検査薬」、2位「オートミール」、4位「マスク」と、コロナ禍で爆発的に売れた商品が並びました。 感染対策や巣ごもり需要が落ち着き、消費のトレンドが「日常」に戻ったことの証左とも言えます。
物価高に翻弄されながらも、インバウンドや新たな食ブームが入り混じった2025年の消費動向。
来年は、値上げではなく「これが欲しかった!」というポジティブな理由で売れる商品が1位になることを願うばかりです。
(LASISA編集部)

