ナツさんは、小学生と保育園児の2人兄弟のママ。夫のフユキさんは小学校に通う長男の担任・あいこ先生と不倫をしています。
自身が務めるPTAの懇親会をきっかけに、あいこ先生と不倫関係になったフユキさん。実は、あいこ先生には婚約者がおり、フユキさんは単なる遊び相手だったのです。
そうとも知らず、フユキさんは高級アクセサリーをプレゼントしたり、高級ディナーをご馳走したり、あいこ先生を喜ばせるためにお金を湯水のように使っていました。
金欠になると、子どもにかかる出費すら出し惜しみ、ナツさんが「自分の誕生日が近いので家族で外食しよう」と提案しても、「祝う歳でもない」と冷たく却下します。
さすがにまずいと思ったフユキさんは、あいこ先生からもらった数百円のお菓子を、ナツさんの誕生日プレゼントとして横流し。
「スーパーのお菓子でもなんでも嬉しい」と喜ぶナツさんが箱を開けると、“あいこ”という女性からの手紙が！ 「フユくんのキスで頑張れる」「プレゼントうれしい」などといった明らかに不倫をしていると思われる手紙が入っていたのです。
夫の不倫相手を特定した方法は…
ナツさんは、手紙の文字と名前に見覚えがありました。
連絡帳の文字と照らし合わせ、夫の不倫相手が、あいこ先生であると確信したのでした。
▼疑念が一気に現実へと変わった瞬間、ナツさんの胸には深い絶望が押し寄せました。手紙の筆跡と名前が一致したことで、夫の裏切りは紛れもない事実となり、心の中で止まっていた時間が一気に崩れ落ちていきます。けれども、その痛みの中で「真実を確かめたい」と自分の気持ちに向き合うことこそ、前へ進むための第一歩。苦しさの渦中にあっても自分の心に正直であることが、次の行動を決める支えになるのかもしれません。
次の話を読む → 著者：マンガ家・イラストレーター ぽん子