「疲れと吐き気」は”脳卒中”の前兆?他の考えられる病気や対処法も医師が解説!

「疲れと吐き気」は”脳卒中”の前兆?他の考えられる病気や対処法も医師が解説!

「疲れと吐き気」症状が特徴的な病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「疲れと吐き気」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

自律神経失調症

自律神経失調症は、ストレスや生活リズムの乱れ、睡眠不足などで自律神経のバランスが崩れ、全身に不調が出る状態です。主な症状は、だるさ・疲労感、吐き気、めまい、頭痛、動悸、発汗、下痢や便秘、不眠、ほてり、抑うつ感など多岐にわたります。
治療はストレス対策や生活習慣の改善、カウンセリングなどの心理療法に加え、必要に応じて薬物療法を行うため、症状が長引き日常生活に支障がある場合は内科や心療内科・精神科に相談しましょう。

機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアは、胃や腸に明らかな異常がないのに、慢性的な胃もたれや吐き気、膨満感、みぞおちの痛み・不快感などが続く病気です。ストレスや食生活の乱れ、ピロリ菌感染、運動不足、加齢などがきっかけになります。
治療は、食生活の見直し、ストレスコントロール、消化管の動きを改善する薬、胃酸分泌抑制薬、時に抗不安薬や漢方薬などが選択されます。短期間で症状が強まる、体重減少や嘔吐・出血がある時は、消化器内科を早めに受診しましょう。

十二指腸潰瘍

十二指腸潰瘍は、胃酸などの刺激によって十二指腸の粘膜が傷つき、潰瘍を形成する疾患です。ピロリ菌感染、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)の服用、強いストレス、喫煙や過度の飲酒が主な原因です。上腹部の痛み、吐き気や嘔吐、時に黒色便や貧血を伴うことがあります。
治療は制酸薬や胃粘膜保護薬、ピロリ菌がいる場合は除菌治療も必要です。強い腹痛や黒色便、吐血、意識消失があれば、消化器内科や救急外来をすぐに受診してください。

脳卒中

脳卒中は、脳の血管が詰まったり破れたりすることで、脳の一部が深刻な障害を受ける病気です。突然の激しい頭痛やめまい、吐き気や嘔吐、手足のしびれや力が入らない、ろれつが回らない、意識レベルの低下やけいれんなど多様な症状が現れます。高血圧や糖尿病、脂質異常症、不整脈、喫煙・過度な飲酒が主な危険因子です。
治療は迅速な診断と薬物治療または手術を要します。上記の症状が突然現れた場合は、ためらわず救急外来へ受診し、専門的治療を早急に受けることが重要です。

「疲れて吐き気」があるときの正しい対処法は?

疲れて吐き気があるときは、まず作業を中断して静かな場所で身体を休め、衣服やベルトをゆるめて上半身を少し起こした姿勢で深呼吸し、常温の水やお茶を少量ずつ飲みながら様子をみましょう。
市販薬は胃腸薬や吐き気止めが選択肢になりますが、自己判断で飲み合わせず用法・用量を守り、数日で改善しない・痛みや発熱を伴う場合は受診を検討します。
食事は吐き気が落ち着くまでは無理をせず水分中心とし、食べられるようになったらおかゆやうどん、具の少ないスープ、ゼリー飲料など消化にやさしいものから始め、脂っこい料理や香辛料、アルコール・大量のカフェインは控えるようにしましょう。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。